「スター・ファイター」

山本監督に貰ったVHSを帰ってから早速鑑賞。映画「スター・ファイター」です。
この映画は昔テレビで一度見ているが一部の場面を除いて物語とか殆ど忘れてしまっていた。逆に音楽は凄く覚えていてテーマ曲は鼻歌で歌えるぐらい好きでした。面白かったと記憶してるので見直したかったのでした。
VHSソフトだけどシネスコ・サイズで収録されてて映像も色もなかなか良くて冒頭のテーマ曲から一気に物語の中に入ってゆけました。
とても夢のあるファンタジー映画です。撮影や照明も良くて青が印象的。
宇宙では初期のCGによる宇宙船が出てきて実写では難しそうなCGならではのカメラワークなんかが今見ても新しく効果的に感じたりも出来た。CGの出来だけでいうと今のCGの方が良く出来てるけど、この映画に関しては当時のテレビゲームの世界観と繋がる部分もあって今から見ると荒い作りも味になってて丁度良かった。実写素材との組合せとかのセンスも良くて全部CGの最近の安い映画よりは結果的にクオリティも高く感じれました。
宇宙人の特殊メイクも色々なキャラクターがいて楽しく地球の人々も個性的で憎めない連中で良かった。
特に弟のやんちゃなキャラが生き生きしててラストカットの弟が空を見上げるカットは凄く好きな場面でした。そして音楽も盛り上がって気持ち良く映画が終わります。

「ダイナマイト・ハゲ」

昼から東放学園で上映される山本監督の映画の上映会に行ってきました。学園祭だったんですね。久々に若いワイワイした雰囲気も味わえました。映画はMA室での試写みたいな感じで行われこの学校のMAゼミの実習として作られている事を改めて気付かされた。なので音にも気にしつつの鑑賞。
最新作「ダイナマイト・ハゲ」が面白くて音もいい感じでした。冒頭のトイレの前でお辞儀をする度に付く変な効果音がツボでした。関西弁の宇宙人が出てきたり無茶苦茶な内容が自由な楽しさを感じさせられた。
特殊メイクも凝ってて良い出来。弾けた芝居も楽しい。撮影に照明も良いのでしっかりした作りの映画でした。
後で聞いたのですがこの映画って僕の映画「ミルクマン」を仮想敵として制作したのだそうです。なんでもあり精神の映画にしたかったのかもしれませんね。
他にも過去の作品も上映されて見れました。どの作品も好きなものを詰め込んだ感じがしました。音的に良かったのはホラー作品でした。ホラーに音は重要ですね。MA室の立派なスピーカーで聴くエンディングテーマ曲にも痺れました。
どの作品も同じ出演者とロケ地が出てくるので一気に見るとどれがどれだったか混乱しちゃいましたがアウトマンの自主映画やジャン・ローラン監督の映画のように全部ひっくるめての世界観や雰囲気にどっぷり浸かれる上映会は単体で見るだけとは違う親しみ感じる良さや面白さもあって好きです。
更なる新作も楽しみです。
帰りにいつもなメンバーで新宿まで歩き早い時間からやまとでやまと鍋食べつつ飲み映画話や音楽話して盛り上がる。連日仕事の息抜きも出来ました。明日も仕事なので後半はセーブしましたがSさんはいつもな感じでブッ壊れておりました。素晴らしい！