どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「アデルの恋の物語」

2016年09月28日 | 映画
DVDでトリュフォーの映画「アデルの恋の物語」を久しぶりに鑑賞。
実話を元にした1人の男を愛し続けた哀れで悲しい物語。もはやストーカーのようにもなり恐ろしい面もあり狂気に走ってゆきますがイザベル・アジャーニ演じるアデルの儚い佇まいに何とも言えない哀しみと切なさも感じられました。
随分と昔に見てからこの映画はとても心に残っていて恋の映画として凄く好きな一本でした。
手紙を書くシーンが印象的だったのですが記憶にあった表情と独白と文面のミックスされた場面というのは無かった。「恋のエチュード」の場面と混ざって記憶されてたみたいです。だけど手紙書く場面は良かったです。
ラスト近くの放心状態で彷徨う場面が哀しくもあり、やっと開放されたような感じも少しあったりで複雑な気持ちで見れます。
ラストに恋人を追って旅立つという回想場面の希望も感じる一途な表情で映画は終わります。結末を知っているのでそれが色々な気持ちにさせられます。


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