どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ブタカリ。呪いの使徒」

2018年01月28日 | 映画
DVDで気になってた映画「ブタカリ。呪いの使徒」を鑑賞。
シンプルでパワフル!だけど、最後はしんみり。な映画でした。
ワンシーンをワンカットのようなまったりした展開の流れから突然現れるブタカリの急な展開が意外性と恐ろしさと可笑しさがあり変な面白さを感じました。
ブタカリを演じてるワニ完才さんの独特の存在感と狂気っぷりが良い。全裸で走って追いかける場面がお気に入り。役者陣では石橋保さんの芝居は良かったし感情移入も出来たけど若手の殺されちゃう連中の芝居はなんかいまひとつな印象もしました。そんな連中をぶっ殺してゆくのは内容や役柄もあり何だか爽快。オシッコしててパンツ脱いでる時に殺される場面が面白かったです。そんな連中が皆殺されてからまた物語は呪いの連鎖で繋がってゆきます。そして新たに現れたブタカリの姿がまた意外性があり監督の趣味知ってるから嬉しくなる驚きと楽しさがありました。ラストは「吐きだめの悪魔」を連想されられる悲惨だけど、どこか美しいしんみりした後味の残る好きな感じで終わりました。
特典映像のメイキングも興味深く見れました。大変そうだけど楽しそうな現場が見れました。
撮影や照明に特殊メイクが全体的に低予算だけどしっかりとしてるのが自主映画とは違い良いなぁと思いました。


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