どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「殺しを呼ぶ卵 [最長版]」

2022年12月04日 | 映画
ポスター見て気になっていた映画「殺しを呼ぶ卵 [最長版]」を鑑賞。内容とか殆ど知らずにジャーロ映画だと思って見たのですが冒頭から斬新な演出で惹き込まれ、どういう展開になるのだろうと面白く見れました。テンポ良く映像的にもポップアートっぽい前衛さや音楽で興味深く見れていたのですが…いつまで経っても全貌というか先が見えて来ずで一体何処に向かおうとしているのか?殺人場面は冒頭以降全然無いし犯人は分かっているし…養鶏がどう絡んでくるのか?って謎過ぎる展開が長すぎて集中力も切れてきました。
とても可愛いエヴァ・オーリンが見れるので何とか睡魔には襲われませんでしたけど。そして後半で一気に全貌が判明する驚き展開が待っていました。衝撃というよりも唖然とするような展開で変な映画だったなぁという印象です。
耳障りな音楽と養鶏場のリアルな鶏殺戮場面が衝撃でした。普段目にしないから知らないというか色々と現実で目を背けている事柄なんかが生々しく描かれていました。
交通事故の場面も短いけど生々しく印象的。
今回見たのは最長版というものでしたが、何処が長くなっていたのでしょう?ちょっと中盤が長過ぎとも思えたので、その辺りを短くしていたなら短い90分版というのでも僕には良かったかもしれません。









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「マッドゴッド」

2022年12月04日 | 映画
久しぶりに新宿まで出て見たかったフィル・ティペット監督の「マッドゴッド」を鑑賞。全編コマ撮りの映画かと思ってましたが適材適所で色々な特殊効果を取り入れた全カットに拘りを感じる映像が新鮮で脳味噌で感じるような衝撃的な映画でした。
正直物語についてはよく理解までは出来てはいませんが台詞の無い映像だけで見せる世界観にハマってしまえば内容なんてどうでも良いというか面白く見れました。
世紀末の地獄のようでもある世界観は見方を変えれば現実社会のようでもあり、そんな中でもそれぞれ何とか生きているような感じが逆にリアルに感じる面もありました。随所に妙なユーモア感じる所もあったりで憎めない映画に仕上がっていて見ている途中からコレは凄い映画でお気に入りな一本となるなと実感。凄く久しぶりに映画のパンフレットも高かったけれど購入しちゃいました。
何気に音楽もとても良かった。そしてアレックス・コックスが出演しているのも知らなかったので驚きでした。
アナログな血の通った汗や汚物等CGには無い質感が出ているのが好みでした。デジタル合成も使ってますが微妙な映像の荒らしや質感の拘りが良かったです。この微妙な感覚というのが最近の若きデジタル作家には無いんですよね。




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