仕事帰りにお薦めされてた映画「シック・オブ・マイセルフ」を鑑賞。あまり内容とか知らなかったんだけど昼の情報番組で紹介されてたのを見ちゃって勝手に物語の展開なんかを想像したりしてました。
前半部分は孤独感や疎外感がとても伝わり主人公に感情移入も出来る良い流れでしたが、段々と付いていけない感覚と感情移入出来ない感じとこんなヤツ嫌いだわ〜って感じが強くなってゆきました。案外テンポ良く進んでゆき、どうなるのか?と見てましたがまぁまぁ想像した通りな展開でちょっと期待し過ぎたかな…って中盤で思ったりしましたが後半で視点を変えた見せ方や広告業界や上っ面だけの考えてますよ配慮ししてますよ平等だからというような最近の変な風潮とか気持ち悪い感覚を皮肉ったような面があったり面白くなってきました。そして再度主人公の内面に感情移入も出来てきて何とも悲しくも恐ろしい複雑なものを残してくれました。
疎外感なんかは分かるのですが、そこまでして注目されたいのか?という感覚はなかなか理解出来ないものがありました。無理して目立つよりはありのままでいる方が楽で良いとも思うんだけどなぁ。
全体的に撮影も綺麗でアート系というか広告っぽい感じのクオリティーの映画でした。とても良い所ともう少し説得力があったらという両方の感じのある個性的で憎めない作品だったと思います。