マーチン・スコセッシ監督の新作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」をレイトショーで鑑賞。3時間越えの大作って事で長いなぁと身構えつつ見始めましたが映像と音楽の流れるようなリズムに乗って案外飽きずに集中して見れました。台詞で説明しなくとも映像と流れで伝わるものが結構あって、そうかぁ〜と事実関係を淡々と見るような感じがありました。スコセッシ監督の映画ってそんな感じのものが多いですね。ディカプリオとデ・ニーロの芝居が見応えあって奥さん役の女優さんも存在感があり表情の芝居がとても良かった。
実話が元になっているようでFBIが生まれた起源だとか。捜査員達が頼りになる感じがあって良かったな。映画としては最後のテロップで紹介されてしまうような、その後の流れをショー形式で描くというのが面白いなと思ったり、そこも見たかったとも思ったりでした。
長期的な視野の犯罪でしたが細かい部分では結構雑な犯罪でしたね。
見応えあったし面白い映画だったけど大きな驚きや感動というものまでは感じられない安定のスコセッシ監督っぽい映画だったと感じました。