劇場で観て以来にスピルバーグ監督の自伝的映画「フェイブルマンズ」を日本語吹替版で5.1ch 大画面にて鑑賞。
内容は知っちゃってるので新鮮な驚き等は無く確認作業のような見方となってしまいました。映画という見たいものを創造して夢を見せるという事と逆の見たく無かったものを見てしまう現実というものが描かれています。そんな映画だったとは初めは知らなかったので期待していた夢や努力のサクセス物語じゃなく吐き出さずにいられなかった告白みたいな個人的な映画のように感じられました。若い頃のスピルバーグはコレとは真逆な夢やファンタジーの映画が多かったですね。それらの映画が大好きでした。今作は歳取ってからじゃないと作れなかった映画だと思います。
だけどユーモアとファンタジーの要素も上手く盛り込んで娯楽作として仕上げているのがらしい感じはしました。
家族の物語ですが個人的に好きなのは何気にラストの撮影所のくだりのエピソードなんですけどね。
日本語吹替は自然に見れて良かったけどデビッド・リンチ演じるジョン・フォード監督の声だけは元のインパクトが強いので何か違和感を感じちゃいました。