どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「リダクテッド 真実の価値」

2024年04月07日 | 映画
ブライアン・デ・パルマのイラク戦争をドキュメンタリー方式で描いた映画「リダクテッド 真実の価値」のDVDをGEOの中古ソフトで購入して久しぶりに見直す。作りとしてはわざと素人臭い作りになってて前半とか怠い感じもあるのですが最終的にはガツンと響くものがある恐ろしく悲しい残酷でリアルな映画でした。同監督の「カジュアリティーズ」と描かれている内容は殆ど同じですが同じ事が違う戦争でも変わらずに行われているという怒りの告発の映画だと感じました。
最後の帰国後の兵士の後悔と自責の場面がとても印象的です。
実際にあったマフムーディーヤ虐殺事件を元に作られているとの事。





コメント

「オッペンハイマー」

2024年04月07日 | 映画
映画「オッペンハイマー」をIMAXじゃないけど大きめのスクリーンにてシネスコサイズで鑑賞。ノーマン監督らしいいつもな時系列こねくり編集な構成で内容的にちょっと難しく裁判というか取調べがどういう目的で何をしようとしてるのか理解しにくく傍観するように経過を追って見てるような感じがありました。原爆を作る過程と理論や計算に人間関係と国と国のスパイ活動や疑惑や政治的思惑が描かれています。3時間もある映画で会話劇ですが映像表現と音楽の効果で流れるように展開するので案外飽きずに見れました。
豪華な役者陣のそれぞれの存在感と芝居が見応えありました。原爆が日本に落とされた後の歓喜する描写がやっぱり複雑な気持ちになり恐ろしさを感じた。核兵器というものの誕生とその後の更なる開発と脅威と抑止力という大き過ぎて手に負えない責任や重圧について考えさせられる映画でした。
下手したら人類ごと地球を滅ぼしてしまうかもしれないという恐怖に悪夢が現実に起きないで欲しいです。




コメント