ビデオでD・クローネンバーグ監督の「ザ・ブルード 怒りのメタファー」を鑑賞。随分と昔に一度見たきりの映画で殆ど忘れてたが見てると最後のオチ?は思い出しました。大筋は結構無茶な内容ですが実際に起こったら本当に恐ろしく嫌な世界感です。怒りや憎悪が形になって生まれるという発想。それがクローネンバーグ監督特有の腫瘍とかから生まれるというおぞましい話。映画的には後の「ザ・フライ」の方が完成度も良くて好きだが、この少し未熟な作品も少々展開など退屈する部分はあるがモンスターが奇形の子供だったり独特のおそろしさと哀しみみたいなものが出ていて良い。ラストの余韻の残るオチも効いてます。
幼児虐待と怪しげな精神科医というダークな問題定義と風刺?が作品に深みを与えてます。中途半端な偽善的アカデミー賞とか受賞するような作品からよりも僕はこういう映画からそういったテーマに感銘を覚えたりするので何か心にひっかかるものが残りました。
そして奥さん役のサマンサ・エッガーさんの恐ろしい表情が印象的でした。
D・クローネンバーグ監督の作品では他に「デッド・ゾーン」「ザ・フライ」が好き。殆ど忘れちゃってるけど、もう一度見直してみたい映画は「シーバース」
幼児虐待と怪しげな精神科医というダークな問題定義と風刺?が作品に深みを与えてます。中途半端な偽善的アカデミー賞とか受賞するような作品からよりも僕はこういう映画からそういったテーマに感銘を覚えたりするので何か心にひっかかるものが残りました。
そして奥さん役のサマンサ・エッガーさんの恐ろしい表情が印象的でした。
D・クローネンバーグ監督の作品では他に「デッド・ゾーン」「ザ・フライ」が好き。殆ど忘れちゃってるけど、もう一度見直してみたい映画は「シーバース」