どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「新Mr.BOO! 香港チョココップ」

2019年04月08日 | 映画
「新Mr.BOO! 香港チョココップ」を鑑賞。マイケル・ホイのとぼけた人の良さが暖かい気分にされる人情味ある刑事もの映画でした。ちゃんと短いですが派手めなカーチェイス場面なんかもあります。マイケル・ホイの大袈裟で分かりやすい表情や動きの芝居が瞬時にリアクションとして出てくる所が見ていて楽しく気持ちが良い。
今回は日本語吹替版は無く原語での鑑賞でしたが動きや動作だけでも面白さや感情が伝わるので流石だと感じた。
これに広川氏の吹替が付いたら別な面白さも加わり更にパワーアップされるのですが。
色々と上手くいかない事柄を沢山ドジ踏んだりしつつもコツコツと地道に頑張ってゆく姿が応援したくなる良さがあります。最後はしっかりハッピーエンドの娯楽作。
リッキー・ホイも相変わらずのポジションで良い味を出してましたがサミュエル・ホイは出てませんでした。代わりにアニタ・ムイという女優さんが変な役所で出てます。この人もいつもとぼけた顔芸芝居で楽しませてくれますね。
スタローンのポスターやドラえもんの漫画とかディズニーキャラとか普通に出てきますが今じゃ著作権的に色々と問題になりそうですね。大らかな時代?中国は今でも関係ない?この映画は返還前の香港映画だったけどね。


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「HELL COMES FROGTOWN」「SF ヘルスラッシャー」

2019年04月07日 | 映画
「ゼイ・リブ」のロディ・パイパーが主演してるんだって程度の認識で何となく見始めた映画「HELL COMES FROGTOWN」ですがなかなか面白くて最後まで字幕無しでしたが見ちゃいました。近未来が舞台でマッドマックス2みたいな世界観の中にマッチョマンとモデル系美女にミュータント設定のカエル人間が出てきてロードムービー風からのSFアクション映画という感じで楽しませてくれました。
カエル人間の特殊造型も良く出来てて見応えあり女優陣も美女が多く良かった。個人的にはヒロインよりもエロ格好良い女兵士の女優さんの方が好みでした。彼女だけヌードも拝めます。
内容の割にエロは少なめでしたが明るく笑えもする痛快な娯楽作品。カエル人間が何したかったのか良く分かりませんでしたがダラダラ見てても結構楽しめます。調べてみるとVHSで「SFヘルスラッシャー」って邦題でソフト化されていたみたいです。






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「ナチス・ゾンビ 吸血機甲師団」

2019年04月06日 | 映画
ジャン・ローランが別名で監督してる映画「ナチス・ゾンビ 吸血機甲師団」を鑑賞。フランス語版で殆ど台詞の意味は分かりませんでしたが映像だけ見てても大体は分かる内容で面白く見れました。ゆったりまったりとした展開ですが美しいヌードと汚いゾンビの組合せが良かったです。沢山お姉ちゃん出て来てみんな脱いじゃえーって思ったらみんな脱いじゃってバシャバシャ水浴び。そこへ水中からゾンビが出現です。その水中撮影がとても素敵でした。水面に現れるゾンビ集団の映像も「ランド・オブ・ザ・デッド」みたいで素敵でした。
ゾンビとその子供との愛のある触れ合いが他の映画に無い良さがあってちょっぴり胸に来ます。最後の台詞の意味は分からないけど「パパ ごめんね!愛してる。」みたいな感じでしょうか?エンディングも良かったです。
ちなみにこの映画のゾンビは人を喰ったりはしません血を吸うだけです。
血を吸われると死にますが生き返ったりはしません。





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「サファイア」

2019年04月04日 | 自主映画
新宿アクション映画祭でダイジェスト版を見て全長版が見たいと思っていた自主映画「サファイア」のDVDが発売されたので購入して鑑賞。
同世代の人の監督・撮影・編集・VFXなど殆ど1人で手掛けているという情熱溢れる映画です。やりたい事やってる感や楽しんでる感が伝わってきました。凄いのはVFXで個人でここまで出来ちゃうんだ!という所。映像・編集・VFXのセンスがとても良い。色々と大変さも分かるけどやっぱりそれも含めて楽しんで作りあげたんだろうなぁというのが感じられました。
基本は洋画好きでそれを目指しているのが分かります。だけど関西のノリというかオモロくしたろうという面がハリウッド洋画とは違う違和感と共に逆に元関西人としては楽しく感じました。8mmで中学生の時に映画を初めて作った僕からしたら初めての映画でここまで本格的で映像も凄い完成度の映画が作られだという事に驚きと尊敬を感じ得ずにはいられませんし羨ましい限り。
話の展開がアクションメインで映像的には面白いけど物語的には急過ぎてキャラクターへの感情移入は少々しにくかったのと音楽が途切れる事無く続くのは個人的には盛り上がりのメリハリに欠ける気がしちゃいましたが後半の破茶滅茶な展開には他に無い憎めなさと面白さを感じ楽しめました。
音楽そのものは完全ハリウッド調であんな音楽が作れるなんて良いなぁと思いました。
予告篇が収録されてた新作も早く見たい!


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「溶解人間」

2019年04月03日 | 映画
何点かのスチル写真を中学の時ぐらいに見て気になってた映画「溶解人間」のブルーレイが発売されて見たい!だけど高いなぁどうしよう…と何度も手には取ったのですが購入せずに我慢してました。ネットで字幕無しでしたが高画質で発見して遂に見てしまいました。細かい台詞のやりとりの意味までは分かりませんでしたが大筋は単純で分かりやすく理解出来ました。
展開はまったりしていて途中何度か睡魔に襲われましたが思ってた以上に怪物と化した溶解人間が画面にドーンと出てきて最初から最後まで溶解具合の変化も見せつつ登場していて見応えありました。特殊メイクはリック・ベイカーですが流石な出来でした。
音楽が13金のような曲で実に雰囲気を無理矢理盛り上げてくれていて良かったですが、この映画の後に13金は公開されてるからこの映画の音楽が影響与えてたのかもですね。
所々ゆるい演出もありますが引き絵に素敵な瞬間が結構あって印象的。
宇宙線を浴びて怪物化してしまうという内容ですがどう考えても原発と放射能漏れ事故を連想してしまいます。
日本で起こってしまった事故で放射線を大量に浴びてしまった方のその後について知っていたので実際にも大量被曝すると皮膚が剥がれてなんとも悲惨過ぎる姿になるというのを思い出してしまいいたたまれない気分もありました。映画の怪物は怪力になったり凶暴化してたり案外元気で活躍しますが後半で少し人間性が残っていたのが分かったりして最後に溶けちゃう場面では哀しみもあって切なくもありました。
とにかく次々にあっけらかんと人が死んでしまう映画でしたが最後のオチは間の抜けた感と喪失感と妙な余韻を残しました。
邦題の「溶解人間」っていうのは的を射ていて良いセンスしてますね。




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