「VORTEX ヴォルテックス」

前から気になってて見たかったギャスパー・ノエ監督の新作映画「VORTEX ヴォルテックス」を鑑賞。早朝からの病院の後に行き上映時間まで随分と時間があって色々な所を歩いて時間潰しした後だったから映画始まって暫くしたら睡魔に襲われてしまいました。画面二分割のウォーホルの実験映画みたいな映像で淡々と老夫婦の生活が描かれていて物語が動き出してからは内容に引き込まれて集中して見れました。

最終的には凄く重い内容でした。だけど親の事や自分の老後の事等、色々と考えさせられるものもありました。

ダリオ・アルジェントが予想以上に素晴らしい演技を見せてくれていて先日自伝を読んだばっかりだったし役と本人が重なって見れる部分もありました。

視点を変えると凄く恐ろしい場面もありましたが誰でも必ず体験する事をリアルに何処か温かくも描かれた映画でした。

前半睡魔と闘ってた所もちゃんと見直したいのでソフト化されたら買おうかな。

隣にいた客はいびきかいて寝てました。

「グーニーズ」

ブルーレイにて映画「グーニーズ」を5.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。初公開時は大阪松竹座で見ました。当時の方が年齢的にも近かったし、より楽しく見れたのを覚えています。今見ても感動出来たのはスロースとチャンクの友情関係の所で後半は涙もしちゃいました。優しい音楽も何気に沁みるものがあり、派手な音楽との落差や抑揚が場面を盛り上げてくれてます。

子供達が皆それぞれ良いキャラクターで生き生きしてます。随所に映画絡みのネタのギャグなんかもあったりして映画で遊んでるような感じが素敵です。

ザ・娯楽作！ですね。最後はハッピーで温かい気持ちになれる映画。

シンディ・ローパー「グーニーズはグッドイナフ PV」

シンディ・ローパーの映画「グーニーズ」の主題歌「グーニーズはグッド・イナフ」のミュージックビデオを大画面にて鑑賞。

2部構成になっててグダグダで楽しい寸劇となっていて懐かしくも良い感じ。音楽も好きな曲ですがミックスというか無駄にリピートされるのがなんだかだけど段々とそれも良くも感じてくるものもありました。

可愛いシンディの声と奇抜な格好で漫画みたいな動きや仕草が憎めない映像作品ですね。

「グーニーズ」の出演者にアンドレ・ザ・ジャイアントやスピルバーグ監督の出演も楽しいです。

「マイケル・ジャクソン「スリラー」40周年ドキュメンタリー」

マイケル・ジャクソンの「スリラー」40周年ドキュメンタリーを大画面にて鑑賞。

もう40年も前なんですね。ミュージュクビデオにどハマりしました。中学生だったかな。なので僕にとってはアルバムジャケットよりも「スリラー」のVHSパッケージの方が記憶に凄く残ってます。今作は秘蔵映像が見れるというよりも色々な人のインタビューがメインで音楽的な事や当時の黒人アーチストの立場や背景等、何気に知らなかった事柄なんかも知れる興味深いものがありました。だけど個人的にはミュージュクビデオ絡みの事が1番見たかったのでなかなかその話題に行かないなぁという感じもして前半はちょっと退屈な感じもありました。4Kリマスターされた「スリラー」PVの映像は良かったけどVHS画質に慣れた身としては綺麗過ぎて違和感もありました。メイキング映像もリマスターされた状態で全編見直したい所です。ソフトにはなってないのかなぁ。

「P.I.L. ANARCHY MOVIE '85」

VHSで「P.I.L. ANARCHY MOVIE '85」を久しぶりに鑑賞。何度も昔見てたからかアルバムの曲よりこちらで聴いたライブ版の曲の方が何だか強く印象に残っています。途中でインタビュー映像とか挟まれますがインタビューアーが下らない質問ばかりしてブチキレるとか面白い場面もあります。歌いながらビデオカメラで観客を撮ったり花を配ったり楽しんで元気いっぱいに飛び跳ねたりする姿が収められています。

やたらとアップに寄るカメラや激しい動きのカメラの映像に凝った編集がエネルギーを感じるものがあり好きです。

手鼻噴射連続編集とかが印象的な場面でした。

「グレムリン」

12月になったし…という事で大好きな映画「グレムリン」を5.1ch 大画面にて久々に鑑賞。何度も見てるんだけど今回新たに感じたのはギズモに水がかかってしまう場面で毛玉にばかり気を取られて苦しんでるギズモを全然心配しないのが、もうちょっと気にかけてあげようよ〜って思ったりしたな。

改めて考えると40年近く前の古い映画だと気付かされるが特殊効果やクリーチャー効果は今見ても素晴らしい出来栄えです。一部で操作の棒やテグスも見えちゃってもいますが最近のCGには無いアナログなリアリティーと魅力が炸裂しております。特に個人的には変身後の沢山のグレムリン達の暴れっぷりが大好きです。音楽も良くて盛り上がります。

沢山くだらない場面もありますがユーモアがあって緩急もあって楽しく見れる映画です。

「シャドー」

プレミア付いて高値になってた映画「シャドー」のブルーレイが元の定価で新品で売ってたので衝動買いしちゃう。5.1ch 大画面にて鑑賞。ゴブリンの音楽の音量が大きめで要所要所で良い感じで盛り上がりました。

オチ等知ってるから初めて見た時のような驚きは無いが知ってるからこその細かい部分の再確認や構成等を興味深く見れました。

脚本もよく出来てて前半の物語世界に惹き込む説明や流れがしっかりしているなぁと感じ、そこから謎がいっぱいでどうなるのか？と分からないまま以外な展開が続いてゆきます。後半はどんでん返しの連続です。

初めて見た時はかなりショッキングだったのを思い出します。

このブルーレイには沢山の特典映像も収録されていて日本語吹替版のエンディング曲は日本公開版のキム・ワイルドの主題歌が流れるようになってて曲は知ってるけど映画の流れで初めて聴く事が出来ました。歌詞の字幕も付いてて、そんな意味の歌詞だったんだ！と驚きました。あの頃の洋画は無理矢理？日本独自な主題歌が付いてたりしてましたね。

「死霊のはらわた ライジング」

何でか日本劇場未公開となってる映画「死霊のはらわた ライジング」をブルーレイで購入して5.1ch 大画面にて鑑賞。

友人達の間では賛否両論となってましたが詳しい内容とか知らない状態で見れました。サラウンド効果が素晴らしく冒頭から痺れる展開。音も重要な役割を担ってました。タイトル出るまでは最高でその後はつまらないとの意見もあったのですが案外僕は全体的に楽しめました。冒頭の女の人が主役かと思って見てましたが何か変だな…どう繋がるんだろう？と思ったら全然違う人でした。「死霊のはらわた」と言えばいつもの森とキャビンが印象的ですが今作ではそれがマンション内で展開します。馬鹿な若者集団では無く家族が犠牲になるという感じで色々と変更や工夫が凝らされてますが大筋は元と同じでした。死霊に乗り移られたお母さんの顔が恐ろしく存在感がありました。後半は血塗れで無茶苦茶になってゆきます。残酷描写も激しいけど笑えちゃうような変な爽快感も少しではありましたがありました。ただ最終的には家族が可哀想にも思えました。

ブルーレイには特典映像とか何も付いて無かったのは残念。

「どきどきバンパイア ガールズ」

VHSを整理してたら持ってたのも忘れてたような映画「どきどきバンパイア・ガールズ」というのが出てきた。見た筈だけど面白く無かった印象しかなくて何となく再生してみる。夕飯食べたり他の事したりのながら見でしたが結局最後まで何となく見ちゃいました。寒いギャグが連発する学生の作った自主映画みたいで何か若き楽しさみたいなものは感じれて憎めないものもあるホラーコメディでした。

案外ちゃんと作られてはいますが何かもうひとつな印象が強いです。

最後は変なハッピーエンド。80年代ホラーおたく青春映画。

「エクソシスト 信じる者」

レイトショーで「エクソシスト 信じる者」を鑑賞。あまり事前に情報を入れないようにして見たのですが基本は元の「エクソシスト」と同じで随所に色々な捻りや予想しない新展開のある現代的なリメイク作に仕上がっていた。脚本が良くて分かりやすくもあり見応えある映画でした。まぁ救いようの無い結末とも思えそうでもありますが何か前向きなものも残すものがあり見終わって気持ち悪いというより何か清々しいものもあったようにも感じました。

ちょっと物語としては強引な展開も目立ちましたが盛り上がりもあり惹き込まれて見れました。そして最後にあの方も登場しました。

キリスト教的な悪魔とかあまりピンと来なくて怖いと感じたりしない方でどちらかというと幽霊とかの方が怖いと感じる僕としては神とかキリストとかが全面に出ていなくて懐疑的な主人公に感情移入もしやすく面白く見れた。同時に信じる事の大切さのようなものもちゃんと感じれたしエクソシスト登場場面には感動も出来たけど、その後の展開には驚きましたね。

思ってた以上に良い映画だったと個人的には思いました。どうやら3部作の予定があるらしく今作は1作目を元に作られて完結してたから次は2を元に新たな展開で見せてくれるのを期待している。2は元があまり面白くは無かった印象だから物語次第ではもっと面白くもなりそうだから。

話変わって残念だったのは劇場のスピーカーの歪みが酷くなってて最後のチューブラーベルズの曲が綺麗に聴けなかった事。スピーカー改善する予定は無いのか聞いたら無いとの事。今後劇場選びは慎重にしなきゃだな。

「クリープショー season1 vol.3」

DVDで「クリープショー season１vol.3」を日本語吹替版で鑑賞。

9話「手の夜」

3つの願いが叶うという猿の手の話。
色々とどんでん返し的なストーリー展開はありますがそんなには惹き込まれずで普通な印象。

10話「マスキーホラーの暗黒時代」
デヴィッド・アークエットが出てる近未来？のデストピア社会の設定のお話。悪行を働いた政治家や警察にマスコミが復讐に遭うというもの。まぁまぁだった。

11話「スキンクローラーズ」

必ず痩せるという画期的なダイエット方法が見つかるが、それには思いもよらない代償があった。というお話。ラストはグロいけど爽快で可笑しさもあるもので特殊効果も効いてて良かった。なかなか好みの一編でした。

12話「霧のシャンプレーン湖畔で」
トム・サヴィーニ監督作品。脚本が良くて内容に惹き込まれるものがありました。ホラーというよりもファンタジー映画っぽい。ネッシーと家族の物語。オチも効いててvol.3の中では1番気に入った。

これでシーズン1の全6エピソード12話は見終えた。既にシーズン3まで作られてるようなので続きも見たいがソフトが中古で安くなるまで待ちましょう。

「クリープショー season1 vol.2」

DVDで「クリープショー season１vol.2」を日本語吹替版で鑑賞。vol.2は全般的に面白かったです。

５話「ハロウィーンの夜」

物語展開が興味深く最後に色々と判明するのが良かった。直接見せずに前の年の事とかも想像出来るのも良い。毎年ひとりづつ…。

６話「スーツケースの男」

アラジンの魔法のランプならぬスーツケースっていう感じのユニークな話。トライライト・ゾーンのホラー寄りな感じ。

７話「案山子」

案山子に命が宿って…という話。少年がその封印を解いてしまい案山子は少年の為に…。オチも効いてて案山子の造形や動きも良い感じ。

８話「リディア・レインのパートナー」
キャリアウーマンの上司と部下の愛憎もの。誤って部下を死なせてしまい、どうする？どうなる？って内容で面白く見れました。

「IGGY POP LIVE IN S.F.」

VHSで久しぶりにイギー・ポップのライブを見る。TARGET VIDEOっていう個人でビデオ撮影したようなインディーズなレーベルのビデオです。サンフランシスコでのかなり昔のライブ映像で今や上半身裸が定番のスタイルのイギー・ポップですがこのライブでは服着てます。だけどスカート履いてて帽子も被ってゲイっぽいスタイルでした。歯も一本欠けてましたね。

当時っぽい荒削り感は良かったけどライブとしてはまぁまぁな印象でした。最後の曲パンピング・フォー・ジルっていうのが凄く良かった。ラーラララララって色々な声で歌い叫ぶ所が特に好き！

「処刑軍団ザップ」

VHS画質でしか見た事無かった雑で荒々しくも汚くて狂気と可笑しさとパワー感じる何か憎めない映画「処刑軍団ザップ」の特典映像満載なブルーレイが安くなってたので衝動買いしちゃう。画面の汚さも味だと思える映画でしたが高画質になってどうなってるんだろう？とディレクターズ・カット版という方で大画面にて鑑賞。

画質は綺麗になってたけど独特のいかがわしさのようなものは健在してました。

正直怖くは無い映画ですがユーモアと狂った感覚と元気良い感覚と変な音楽が嫌〜な感じで鳴り響く独特の気持ち悪さと面白さがある映画です。今回特にユーモア感じる部分を楽しく見れました。

そして初めて見た時から印象に残っている黒人と工事現場のスタッフの1人の口から泡吹いてノリノリな表情で襲って来る姿に顔に動きがやっぱり最高でした。

なので後半に好きな場面が沢山ある映画です。

ディレクターズ・カットで追加された場面だけ傷も沢山で画質も変わったので分かり安かったけど前に見たVHS版にもあったのか無かったのかまでは記憶にありません。