栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

陶芸家への道

2007-06-29 12:58:07 | 陶芸
昨日の続き

いくら益子が気に入ったと言っても、受け入れられなければ、入ることは出来ません。
幸い、私の最初の陶芸の先生のお知り合いが益子にいて、快く受け入れてくれました。

これが、渡りに船ということでしょうか?

たまたま
「窯の作り直しの手伝いをしてくれない?」
と言う話になり、そのまま三ヶ月・・・

居候させてもらうことになりました。

この人がいなければ、おそらく今自分はこうしていなかったかもしれません。

登り窯の解体から始まり、その場所に新しい登り窯を作る。
6月からはじまり、夏の暑い盛りにレンガを積み、秋風がふき始めるころに、初窯となりました。

私にとって、貴重な体験となり、その間益子の人たちとも知り合いになり、
「なんだかやっていけそうだぞ・・・。」
と思うようになったのです。

とは言え、まだまだ陶芸に足を踏み入れたばかり。

「さて、どうしたものか?・・・」

貯金もいつまでもあるわけではないし・・・

自分の好きなことで、生活をしていくには、どうしたらよいか?

技術も必要だし、設備も必要だ。

設備を作る場所も必要だ。

作った作品を売るところも必要だ。

今度は必要のオンパレード・・・

実家に戻ると

公務員をやめて、ふらふらしている(ように見える)私に
「これからどうする気だ?」

さあ、そろそろ決断せねば・・・

続く