栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

ドロドロ

2012-02-21 14:00:06 | 災害
陶芸で鋳込みという方法で作る時

粘土を泥状にするんですが

水ガラスを使ってトロトロにします。

陶芸の関係者で無ければ、どうでも良いことでしょうが

泥の出来・不出来が作品の仕上がりに影響するので

きっちり計って調整しています




ところが最近きっちり計っても

トロトロ具合が前と違う

どうしたわけだ?


寒いので粘土も固くなってしまったのか?(笑)




あるいは昨年の大地震の影響で地場に変化がでたのだろうか?

水ガラスを粘土の中に入れることによって

分子間の電気的つながりを弱めているわけで、まったく関係ないということも無いのでは?

などと思いながら

今できることは

最適な分量を探ることなのです



少しずつ少しずつ、水ガラスや水を加えて様子を見てみる





外の様子を見るドッグマン



もしかすると粘土の成分が変化したのかもしれない


粘土分が多いと粘りが強くなりますし

磁器分が多いとその逆なので

微調整は必要ですな


教科書を基本にしながらも

状況に応じてアレンジしなくちゃなりませんな