栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

マグニチュード5・5だった

2012-03-10 23:37:53 | 災害
夕べ素焼きが終わり

布団に入って

午前2時半ころ



ぐらぐら来た!


そりゃ~あんた

窯の中に作品が入っているんですよ


脱皮直後のザリガニのように

一番無防備な状態

焦りました

しかも

あの大地震から1年

ドキッとしたよ



しかしまあ

おきてしまったものはしょうがない


いまさらジタバタしてもしょうがない

と言うことで


そのまま寝てました(笑)



朝起きて真っ先に

ネットで地震情報をチェック

この辺は震度3と

おまけに窓の外は雪が積もっているじゃないですか!


工房を見に行ってみると

机の引き出しが開いている

この出方は

確かに3だな


地震の時には

火を消して、机の下に入る

と学校で教わったけれど

3・11の時

工房のスチール机はひっくり返ったんだよね

あそこにもぐっていたら

挟まれていたかもしれない

「火」は最近の物は自動消火装置がついているから

大丈夫だと思う

ガスもメーターの所で遮断されていたし

ストーブは震度4くらいで消えていた

かえって

鍋やヤカンの湯をかぶって火傷する方が怖い

ぐらぐらきたら

安全だと思う所にすぐ逃げる

これだね。多分。


明日は3月11日

時間と共に

記憶は少しずつ薄れていくものかもしれないけれど

こう頻繁に地震がくると

忘れようにも忘れられないよ


それでも

逆に

慣れっこになるのも怖い


あの地震で大丈夫だったんだから

多分大丈夫だろうと慢心してもいけないだろうな


陶芸は

地震には弱いんです

そして

震災は忘れた頃にやってくる