栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

クサリが外れて

2013-04-12 21:12:07 | 散歩


裏山の山桜が満開

南側の山桜はまだ全然咲いていない

庭の雪柳も満開



上見ても、下見ても満開

また上を見ると



今日もいるねえ

サシバ



用心深くてすぐ飛んでいく



このすぐ後に

白っぽいのも飛んでいったが

妻いわく

「白い方はメスじゃない?」

どうなんだろう?

また下を見ると



バイモユリが咲いていたぞ

二三日前

いつもの道を歩いていると

おなじみのダイチ君が

いつもより道路側に出ている



この子なんだけど

おや?どうしたんだろうと

近づいて行くと

クサリが根本から外れている

だけど

ダイチ君の首輪にはつながっているものだから

本人(犬)は外れているとは思ってないらしく

いつものテリトリーからは出ない

私達が近づいて行くと興奮して

石段を一段降りるんだけど

それ以上はこないんです

大体いつもの長さだと、この石段を一段降りることすら出来ないんだ

そこで気づけよ



おせっかいにも

当家の人に教えてやらねばなるまいと

ズンズン中に入って行って

「クサリが外れておりまする。」

と声をかけた

その様子がまた

ダイチ君には嬉しいのか

一段と興奮して私の足に抱きついてくる

「落ち着け!おすわり!」

と言っても足に抱きついたまま

その時

玄関が開いて家人が出てきた

犬に抱きつかれたまま家の人と目があった

まあこの状況をどう説明したらよいものか?

出てきたおばあちゃんには

どうすることも出来ないらしく

また

よく見るとクサリの接続金具が壊れていて

繋げば良いという状態でもない

犬に絡まれながら

なんとかならないものか?とクサリと金具を通していたら

おばあちゃんが家の中から別のクサリを出してきた

カウボーイの様にはしゃぎ回る犬を捕まえ

クサリを繋いで一件落着

「ありがとうございました。」と言う声を背中に受け

「なに、礼には及ばぬ。」・・・

と心の中で呟きながらその場を後にした

なんだか講談調になってしまった

犬の肉球スタンプを

そっちこっちに付けられながら

家路についたのでした



そして今日の夕方

ダイチ君の近所を通ったら

いつものように、吠えておる

「いる、いる。」と妻

「この前はお世話になりました。と言ってるんじゃないか?」

「そうかも。」