社会福祉委員会の視察でした

2010-06-19 01:25:28 | 議会活動

祢津保育園仮園舎-すだれが目につきました。

来年の春までに祢津保育園が建設されます。

18日は朝から議会の委員会審査がありました。私たち社会福祉員会に付託された案件は請願・陳情など4件でした。いずれも率直な意見交換がなされ全員一致で採択しました。子宮頸がんへの助成を求める請願・陳情が2件ありましたので、ひとつにまとめることになりました。この後本会議で審議し、採択されれば意見書は国会や政府に送付されます。採択された陳情・請願は下記の通りです。

・後期高齢者医療制度の廃止を求める陳情
・子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める請願書
・小規模グループホームの防火体制強化を求める陳情書
・子宮頸がん予防ワクチンの定期接種化を求める陳情書

社会福祉委員会は舩田委員長はじめ柳沢副委員長、山崎・阿部・土屋委員、そして私の6名です。提出された案件に対して真剣に向き合い、それぞれのお立場から積極的な意見交換が行われています。お互いに意見や立場の違いはあるにしろ、相手の意見に耳を傾け、いいことはいい、ダメなものはダメという議論ができ、とても好感が持てます。

その後、市内の施設の視察を行いました。最初は祢津保育園仮園舎です。プレハブで手狭でしたが子供たちが元気に遊んでいるのが印象的でした。まどにすだれがかかっていましたが、夏は暑いだろうなと感じました。担当者のお話ではいまクーラーがあるのは3才未満児の部屋。今後クーラーを設置するよう準備しているとのお話でした。

次に祢津保育園新園舎建設予定地です。これまでの園舎を取り壊しきれいに整地されていました。ここは旧祢津小学校の跡地です。舩田さんや土屋さんもここの学校を出たとおっしゃっていました。立派な庭木がありました。6月30日に起工式があり、来年の春までには完成の予定です。

最後に滋野保育園建設予定地を視察しました。農業振興区域でもあり現在県と交渉中とのこと。良い方向で話がまとまってくれればと思いました。

巨峰の花をご覧ください

2010-06-18 06:13:00 | 議会活動

線香花火のように見えるのが巨峰の花です。こんなに小さな花があの大きな巨峰のひとつ一つの粒になるのですね。


農作業は日没まで続きます。

17日は午前中、総括質疑が行われ補正予算が成立、その後全員協議会がありました。午後はブドウ園で農作業です。お天気が良かったので日没まで農作業でした、この時期が農家にとっては一番の繁忙期です。用事がなければ7時頃まで仕事をします。夕食は8時すぎ、そんな日々が続きます。

夜は滋野地区活性化委員会の役員会がありました。子供たちと星を見る会、環境ボランティア、くるみの振興、滋野を紹介する本の発行など様々な計画が話し合われました。みんなの力で、滋野がもっと元気になることができればと思います。

いまブドウ農家は大忙しです!

2010-06-17 04:35:45 | 趣味・野良仕事

巨峰の小さな黄色い花が咲き始めました。

「房切り」の作業で大忙しです。

このところ私にとって超ハードスケジュールが続いています。先週末は一般質問の準備のため夜遅くまで資料を調べたり発言原稿に手を入れたりしていました。14日は一般質問でした。

そんな中、14日には巨峰ブドウの花が咲き始めました。巨峰の花といっても多くの方はご存じないかもしれません。とても小さな、あまり見栄えのしない黄色い花です。この花のことを花房(かぼう)といいます。

この花が咲いているうちにどうしてもやらなければならない「房切り」という作業があります。花房の下を切り房を整えるのです。これはブドウ栽培にとってその年の収穫を決定するとても大切な作業です。

もしこの作業を行わないと花房は限りなく下に伸び、実がついたとしても房にはならずちょうどすだれのようになってしまいます。昔から巨峰栽培はとてもむずかしく、先人の方々の様々な体験の中から栽培技術が培われてきました。

この時期、ブドウ農家は日が登ってから日が傾き暗くなるまで一日ブドウ畑で仕事をします。雨が降ろうが風が吹こうが梅雨明けの厳しい日差しもまったく関係ありません。

わが家でも15日から「房切り」を始めました。昨年は10日から始め18日に終わっています。昨年と比べて5日遅れです。こんなところにも今年の天候異変がうかがわれます。作業が順調に進むようにお天気が続くことを願っています。

一般質問を行いました(その3)

2010-06-17 02:13:59 | 議会活動
6月議会における一般質問のもう一つのテーマは「温泉施設への委託料を見直し振興公社の自立的発展を目指す」というものでした。

いま市内の温泉施設は、湯楽里館、ゆうふるtanaka、御牧乃湯、明神館の4つです。このほか御牧原の共同浴場「ほたるの湯」もあります。これだけ多種多様な施設を運営している自治体は他にはありません。

● 温泉への委託料はこれでいいのでしょうか? 

温泉は市民の健康を増進し、地域の人々のコミュニケーションを促進し、新しい働き場を生み出し、観光客を誘致する場でもあります。市民の皆さんにとっては身近に手軽に利用できる温泉があるのはとてもありがたいことです。一日働いてきてゆっくりと温泉に浸かったり、家族そろって一日ゆっくり温泉で過ごすことは家族の絆を深め、明日への鋭気を養ってくれます。温泉施設は市民にとって欠くべからざる存在となっています。

しかし、その一方でこの施設を維持するために市は昨年は振興公社に対して委託料として7300万円、一昨年は修繕費も含めて9300万円もの税金が投入されていることはあまり知られていません。いま税収不足など自治体をめぐる状況には極めて厳しいものがあります。これまで通り施設を維持するためにも、温泉施設の抜本的な改革が必要になってきていると感じています。

こうしたことから以下の3点について質問しました。

第1に、温泉施設の指定管理にあたり、振興公社へ約7000万円の委託費を支出していますが過大ではないでしょうか。
第2に、温泉施設への委託料の算定にあたり、温泉施設の赤字を根拠にしていますが実際には振興公社全社では黒字となっています。温泉施設は本当に7000万円もの赤字なのでしょうか。
第3に、振興公社の温泉施設管理については条例によって様々な縛りが掛けられており、振興公社がサービスを行なうに当たっての制約となっています。振興公社の自立化のために、利用料金の設定など経営の自由度を上げる措置を講ずるべきではないでしょうか。

● 温泉をめぐる知られざる事実 

今回の一般質問にあたりいくつか調査しわかった事実があります。

1、温泉施設への委託料は東北信8市中、須坂市・中野市・佐久市の3市は支払っていない。
2、支払っているとした小諸市・千曲市では委託料は赤字補填分とのこと。
3、振興公社は温泉施設で温泉管理を行う委託事業と、飲食・宴会・物品販売などの自主事業を行っており、平成20年は委託事業は7880万円の赤字、自主事業は4380万円の黒字であった。
4、振興公社への委託料はこの温泉管理の7880万円の赤字を根拠に支出されているということ。

温泉施設へ委託料を支払っていないところもあり、経営努力で運営しているところもあるというのは率直にいて驚きでした。頑張っているんですね。さらに温泉に関して委託事業と自主事業という二つの事業が行われていたことも知りませんでした。まして赤字の温泉管理については委託料で補填し、自主事業の収益は振興公社の財布に入ってしまうという仕組みは市民の皆さんは知らないのではないでしょうか。

言ってみれば振興公社には二つの財布があるようなものです。一つはまっかっかな赤字。もう一つは黒字の財布。赤字の方の財布は市が補填してくれます。すると黒字の方の財布はまるもうけです。仮に黒字の方の財布が赤字になるようであればその事業はやめればいいんです。なにせ「自主事業」だからもうからないものはやらないというわけ。

私は以前、市内の4つの温泉すべてが振興公社で行っているのはなぜか聞いたことがあります。その答えは、一つの温泉が赤字でも他の温泉が黒字ならお互いに補填できるからだということでした。しかし事実は違っていました。

専門誌などから現在の温泉経営について調べてみました。いまは温泉だけではどこも赤字で利益が出ないのが現状だそうです。日帰り温泉が増えたため業界は過当競争に陥っており、お客様を増やすには限界があります。そこで利益をあげるために力を入れているのは、飲食・宴会・土産物販売などで顧客単価をあげることだそうです。すなわち温泉だけでは赤字でもそのほかの部門の黒字で成り立っているのが温泉経営だそうです。

とすると東御市の場合は、温泉施設の赤字はすべて市民の税金で補填し、飲食・宴会・物販など一番もうかるところは振興公社の財布に入るという仕組みになっています。こういう仕組みを世の中では「いいとこどり」の経営と言います。こんな仕組みなら誰だって温泉経営をやりたいですね。

● 協定書は守られているのか? 

こうした温泉経営に対して市の監査役からも「平成20年度監査報告書」で是正勧告がなされています。

「4温泉施設に関わる子弟管理委託料は、当初73,000千円に対し増額補正予算21,000千円が組まれ、執行額は93,734千円の実績で、19年度58,744千円に比べて34,990千円、59.6%と大幅に増加し、市民一人当たり8千円を超える負担である。」

「今後際限もなく委託料の負担が続くならば、施設の存続や効率運営の基本的な事項を含め、欠損金補填のあり方が問われるところである。」

「指定管理者側における予算編成の売上収益目標額の詰めや、収益に見合った要員、費用削減のチェックなどマネージメント機能の強化と発揮が、委託者側(市)に求められている。踏み込んだ具体的な対応をすることを強く要望する。」

そこでこうしたやり方について市と振興公社が取り交わした協定書、「指定管理者による管理に関する基本協定書」を見てみました。

(委任業務)第5条2項「乙(振興公社)は甲(東御市)と協議の上、活性化施設(温泉施設)の設置目的に沿って、前項に規定する業務(委託事業)に差し支えない範囲において、活性化施設にて事業を企画し、実施することができる」(カッコ内は引用者)

これによれば、委任業務の中に委託事業も自主事業も入っているんですね。とすれば市が温泉施設に関して支払う管理委託料は二つの事業を含めて支払うべきものです。すなわち委託事業の赤字7880万円から自主事業の黒字4380万円を控除した金額、すなわち3500万円を支払えばいいのではないでしょうか。

こうした指摘に対して産業建設部長は「自主事業の成果物は振興公社に帰属する」と述べ、「赤字覚悟でやってる。職員のモチベーションが下がり、やる気がなくなる」と反論されました。

「赤字覚悟」とはいったいどこが?、と思いました。振興公社の職員のモチベーションと補填する市民の税金と一緒に考えていいのでしょうか。問題はそのやり方が協定書から逸脱していないかどうかという一点です。少なくとも基本協定書、年度協定書のどこにも自主事業の収益は別にしていいとは書いてありません。

それではなぜこのような協定から逸脱した事務が行われてきたのか。それにはそれなりの事情があったようです。市長は「振興公社は地ビール工場やレストランも経営している」と答弁されていました。もう少しお聞きしたかったのですが時間切れでした。

一般質問を行いました(その2)

2010-06-16 00:33:36 | 議会活動
土地開発公社への一般質問の内容は以下の通りです。

● 一般質問の内容

1、土地開発公社の保有資産は簿価で53億円とされていますが、このうち不良資産はどのくらいになるのでしょうか。
2、不良資産処理のための全体のスキームはどうなっているのでしょうか。
3、そもそも不良資産はなぜ発生したのでしょうか。その原因と責任についてどのように認識されているのでしょうか。

これに対する副市長の答弁は以下の通りでした。

1、市が土地開発公社に先行取得を依頼した物件11億3800万円は平成29年まで8年間で買い戻す。
2、住宅団地などは実勢価格での販売促進に努める。簿価と実勢価格との差額9億4000万円については評価損として内部留保や公的資金で補填する。
3、コメリやベイシアなど賃貸物件として運用している26億2100万円の土地はこのまま保有する。
4、土地の先行取得は市の発展のために必要であった。バブルがはじけたのは誰もが予測しなかった「不可抗力」であり、「魔女狩り」は適切ではない。

これに対し私は不良資産額がどのくらいになるか重ねて質問。先行取得の11億3800万円と評価損9億4000万円から内部留保3億3200万円を控除した17億4600万円が評価損になるのかどうか確認を求めました。副市長は先行取得物件がすべて不良資産ではなく、全体で11億円程度ではないかと回答されました。

いずれにしても買戻しで8年、住宅団地の販売促進は何年かかるかわかりません。まして公的資金を使うのであるから、市民に対する納得ある説明が必要ではないかと指摘しました。

● 「魔女狩り」なのか?

私は不良資産問題を明らかにすることに対して、副市長が「魔女狩り」と呼んだことはとても残念です。「魔女狩り」という言葉は反論を許さない言葉です。確かに先行取得はその当時は大きな役割を果たしたかも知れません。担当された職員の方にとっては「不良資産」と言われることにやりきれなさを感じているのかもしれません。

しかし多額の負債を市が抱え込んだこともまた事実です。その処理のために市民の税金を充てなければなりません。もしこれがなければ他の事業に使えるお金です。それもこれから8年以上にわたって継続されるのです。

本来なら私が質問する以前に行政自ら、こうした事態に至った原因、その責任、これからの解決策を示すのが筋であるべきではないでしょうか。

● 問題は「先行取得」にある!

私はこの問題の根本原因は「先行取得」にあると感じています。「先行取得」とは首長が必要だと判断すれば議会に図らず土地を購入できる仕組みです。

たとえば旧北御牧村では埼玉県のある市が保養所をつくりたいという希望を聞き、1億円もの広大な山林を先行取得しました。その市長は次の選挙で落選。保養所構想は白紙に戻り山林だけが残りました。山林の購入は村が自主的に「先行取得」したものであるため損害賠償もできませんでした。残った山林はそのままにしておくわけにもいかず、「自然探求の森」と名付けて塩漬けにしました。

同じことは旧東部町にもありました。ゴルフ場を建設するということで1億円の山林・耕地を「先行取得」しました。ところがバブルがはじけゴルフ場建設は雲散霧消。残った山林などは「前久保住宅団地」「原口住宅団地」などという名前をつけてこちらも塩漬けにしました。

いまではどちらも不良資産です。とても売れるような物件ではありません。

● 不良資産は不可抗力ではない!

一昨年の12月、私は初議会の一般質問で、「鞍掛工業団地」造成にあたって日信工業さんと売買契約を締結するよう主張しました。ちょうどリーマンショックがあり景気が急速に悪化していたからです。もし日信工業さんが景気悪化を理由に撤退するようなことにでもなったら市は莫大な損失を蒙るからです。市はほどなく日信工業さんとの間で仮契約を調印されました。

「いかにリスクを回避するか」これは企業経営の鉄則です。バブルの時も同じです。バブルがはじけたのは「不可抗力」かもしれません。しかし、そのために2億円もの不良資産を抱え込んだのは決して「不可抗力」などではありません。普通1億円もの投資をするのであればそれなりの目算を立て、リスク回避策を探るのが常識です。それを「市の発展のために先行取得した。バブルは不可抗力だ。魔女狩りはするな」では市民は浮かばれません。

少なくとも「自然探求の森」、「前久保住宅団地」「原口住宅団地」などの経過から窺えるのは、事業を行うにあたり当時の首長は「リスク回避」という基本原則を理解していなかったのではないでしょうか。そして安易な土地取得に走ることができたのは、議会のチェックが働かない「先行取得」という便利な仕組みがあったからです。そして「土地開発公社」を通したため事実が市民の前に明らかになることはなく、塩漬けは続けられました。

ここから出てくる教訓は3つです。行政マンは常にリスク意識を持つこと、土地購入に当たっては先行取得をやめその都度議会に承認を求めること、土地開発公社はすでにその役割を終えていることです。「魔女狩り」ということばで過去を封じ込めるのではなく、勇気を出して現実を見据えることが必要ではないでしょうか。

一般質問を行いました(その1)

2010-06-15 00:04:02 | 議会活動
14日は6月議会の一般質問第一日目でした。私は3番目に質問に立ちました。本来ならグラフや画像も使ってわかりやすく行いたかったのですが、必要なデータが直前まで揃わなかったため断念しました。質問項目は東御市土地開発公社の不良資産問題と温泉施設への委託料問題の二つでした。

土地開発公社の不良資産問題を取り上げたのは、これが隠れた借金にほかならないからです。「子供たちにツケをまわさない」これが私の基本的な立場です。東御市がいくら借金を抱えているかということは公債発行額を見れば一目瞭然です。水道や病院などの公営事業会計や土地開発公社などもバランスシートを見れば分かります。しかし不良資産の場合はバランスシートには掲載されていません。ですから含み損という言い方をします。

たとえば1億円の土地がありバランスシートの資産の部に、この土地を購入するにあたり金融機関から借りた借金1億円が負債の部に掲載されているとします。幸い土地が売れることになりました。土地価格が下落しているので5千万円にしかなりませんでした。同額を金融機関に返済しました。この場合バランスシートは資産ゼロ、負債5千万円となります。5千万円の損失が生じます。この5千万円いつまでも放っておくわけには行きません。利息もかさみます。どこからか工面して返済する必要があります。

これと同じことがいま土地開発公社で起きているのです。不良資産は副市長のお話では11億円、市民一人当たり3万5000円、5人世帯では17万5000円にもなります。

なぜこんなことになったのか、本当に11億円で済むのか、その責任はどこにあるのか。このことは市民に知らされているのか。これが私の問題意識でした。

ポンプ操法大会が行われました

2010-06-14 22:24:35 | 議会活動
13日は朝から滋野小学校のグラウンドで消防団のポンプ操法大会が行われました。ポンプ操法大会とは、消防技能向上のために実際に消防ポンプを操作し、消火活動を行うものです。滋野地区は東御市第2分団。分団の中に全部で7つの消防部があります。各消防部からそれぞれ4名の選手が選抜され、実際に水を出し、標的を水で跳ね飛ばすまでの時間を競います。

この日のために1ヶ月前から練習に励み、朝夕など農道で訓練をしていました。この大会は来週中央グラウンドで行われる東御市消防団のポンプ操法大会の予選会を兼ねています。みな真剣に取り組んでいました。

僅差で上位4チームが決まりました。原口、大石、桜井、片羽でした。中屋敷部は残念ながら予選落ちとなりました。選手の皆さんご苦労様でした。

終了後中央グランドで行われている滋野公民館主催のスポーツ大会の応援に駆けつけました。

この日はポンプ操法大会、公民館のスポーツ大会、ブドウの消毒など様々な催しものが目白押しでした。

東北信8市の温泉委託料は?

2010-06-10 07:00:11 | 議会活動
先日から温泉施設の経営について調査しています。以前から他の市町村が温泉施設にどのくらい委託料を支払っているのか知りたいと思い、3月議会で市に要請し回答をいただけることになっていました。しかし、今日に至るも回答が寄せられていません。議会での約束が守られないのはとても残念です。

そこで議会事務局のお力をお借りして東北信8市の状況を調査し、昨日までにすべての回答が寄せられました。お忙しいところ回答をお寄せいただいた関係市の皆様、そして東御市議会事務局の皆様のご尽力に対しまして心より感謝申し上げます。

お尋ねした質問は3つです。①温泉施設の運営方法(直営・三セク・民間など)、②委託料支払いの有無(金額・支払い根拠)、③運営者からの徴収金の有無です。その結果を以下に掲げます。

①運営方法はほとんどが指定管理制度を実施していました。千曲市の白鳥園、上田市のあいそめの湯(H23より指定管理へ移行予定)の二つが直営でした。

②委託料の有無は下記の通りです。
 ・ あり-飯山市、千曲市、上田市、小諸市(赤字補填のみ)
 ・ 一部あり-長野市
 ・ なし-須坂市、中野市、佐久市

私は温泉施設への委託料はどこでも一般的に行われていると思っていたのですが、支出していないところがこれだけあるとは驚きでした。財政状況が悪化する中で、温泉施設への委託料自体見直しの対象となっているのだと感じました。

長野市さんはある温泉施設に委託料を支出していますが、逆に入浴料・貸館料を徴収しているそうです。確かに委託することと使用料をいただくことは別のことです。これもなるほどと思わせるものでした。

委託料に関する小諸市さんからの回答は「管理業務に関する委託料は無料としているが、単年度ごとの収支状況により年度協定を締結のうえ、委託料を支払うことができることとしている(中略)。黒字決算の際は原則として委託料の支払いは行わない」としています。

千曲市さんも委託料の算出根拠は「前年の歳入ー歳出+事務経費+消費税」となっており、実質的に赤字補填の範囲内となっています。

③運営者からの徴収金の有無
ほとんどの市では徴収金はありませんが、長野市さんは前述したように一部の施設から入浴料や貸館料を徴収しています。小諸市さんでは入湯税を徴収しているようです。入湯税は東御市ではいただいておりません。

こうしたまわりの市の状況を踏まえて、東御市の温泉施設に対する7000万円を上回る委託料を考えてみる必要がありそうです。

下水道負担金6400万円徴収不能に

2010-06-09 13:09:45 | 議会活動
6月7日の議会全員協議会において市側から下水道の負担金・使用料について不適切な事務取り扱いがあったとして報告がありました。概要は下記の新聞記事をご覧ください。市側からは今後このようなことのないように改善策を講ずると述べました。きわめて重大な問題であり、原因を調査し、効果のある取り組みを早急に実施してもらいたいと思います。

問題は3つあります。一つ目は時効についての認識不足です。転勤や係替などによって業務知識が失われているのではないでしょうか。二つ目は負担金徴収と下水道接続とは別の問題であるとの認識がなかったことです。下水道サービス提供地域において負担金未払いを理由に接続を拒否することはできないそうです。接続時に負担金を徴収すればいいという認識は誤っていたことになります。三つ目は管理者の監督不足です。部下にまかせっぱなしで適切なチェックがなされていなかったように見受けられます。

職員の綱紀粛正とともに職員の業務知識の修得に努め、あわせて管理監督者の育成を進めるべきだと思います。昨年8月にも保険料金の誤徴収問題がありました。我々も含めて襟を正さなければならないと思います。
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下水道の受益者負担金「時効」-東御市6400万円回収不能
(信濃毎日新聞2010年6月8日付)


東御市は7日、市公共下水道事業の受益者負担金の未収金が6410万円余に上り、請求期限切れ(時効)で徴収できなくなっていると市議会全員協議会で報告した。

合併前の旧小県郡東部町時代を含む1991年3月~2004年3月に請求した206件の全額か一部で、花岡利夫市長は「善意でご協力してもうらうしかない」と述べ、今後、協力金などの名目で徴収する考えを示した。

市によると、受益者負担金は都市計画法に基づき、公共下水道関連の事業費に充てる財源となる。使用料とは別で、下水道整備が終わった地区の個人や事業所がまだ使用を始めていなくても徴収できる。時効は5年。

同市の時効分は収納予定額23億8100万円余の2.7%で、1件当たり数千円から約780万円。

市上下水道局は取材に「東部町時代から未収納金が増えてきたことは把握していたが、生活困窮世帯が含まれていたほか、下水道を接続してから徴収すればよいとの考えがあったとみられる」と説明。市が時効前に徴収努力を怠った面もあるとしている。

市はこの日、下水道使用料の徴収漏れが96年ごろから08年ごろにかけて11件、計407万円余あったことも報告。時効(5年)が成立していない210万円の回収を進めるとした。

みそかつ丼ご存知ですか?

2010-06-08 22:48:37 | 雑感
最近佐久市望月の新しい名物に「みそかつ丼」があります。地元の雁喰豆で作った味噌だれをかけたカツ丼です。これは佐久市望月地区の「中山道望月宿 駒月みそかつ丼の会」が地域活性化のために考案。現在10店舗が賛同、それぞれ工夫した「みそかつ丼」を提供しています。

先日のテレビで見て早速息子と食べに行きました。訪れたのはイタリアンレストラン。豚肉のヒレ肉を使っておりさっぱりとして美味しくいただきました。昨日は家族でみそかつ丼の会長さんのお店に行って来ました。たっぷりとしたみそだれが絶妙でした。お店の方から雁喰豆を見せてもらいました。

こうしたご当地B級グルメは長野県内各地にあります。駒ヶ根のソースカツ丼、松川町のごぼトン丼、諏訪のうな丼などなど。最近同じ佐久市で安養寺ラーメンが立ち上がっています。

いま東御市でも地域の食材を使った創作料理が検討されています。この2月にはJR長野駅構内で「エキナカビストロ」が開催され、この18・19日には地ビールレストランでイベントが行われます。しかし私はおしゃれだけれど高価な料理よりも、気軽に食べられるどんぶりものの方が好きです。

望月で始まったこの取り組みを応援したいと思います。そしてみそカツ丼を提供している10店舗すべて食べつくしたいと思っています。目標あと8店。頑張れ、みそカツ丼。

● みそかつ丼 関連サイト

・ 駒月みそかつ丼加盟店マップ
・ 駒月みそかつ丼加盟店紹介
・ みそかつ丼で活気再び
・ 駒月みそかつ丼が大好評です!

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