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日本をよりよい国にしたい、との思いから政治、経済、社会問題マターをバッサバッサと切り取ります。

大災害は危険因子が複合して起きるものだ

2022-04-26 16:02:28 | 社会問題
先日北海道・知床で観光船が沈没し多数の乗客・乗員が災害に巻き込まれた。
未だ全容は明らかになっていないが一刻も早い遭難者の発見と真相究明が待たれる。
これは一般論だが大きな災害というものはいくつかの危険因子がたまたま複合した時に起きるものだ。
今回の場合をすでに明らかになっている情報から見てみよう。
第一に天候の急変を甘く見たことだ。
周辺の漁船が漁場に出ることを見合わせるほどの気象予測にも関わらず出航を試みたことは不可解だ。
第二に当該船舶はキズを負っていて完全に修復されていなかったという証言がある。
たとえ10センチでも20センチでも船体にヒビが見られる状態で出航する等は自殺行為と言ってもいい。
三番目には船長の操船スキルと業務経験の有無だ。
この観光船会社は昨年来大幅のリストラを行っており事故便の船長の適格性が十分だったかが問われている。
当該観光船会社の経営状況も永らくコロナ禍で悪化していた。
こんな経営環境も無理な出航を後押ししたのかもしれない。
これらの危険因子のうちたとえ1つでも除去されていればあるいは事故は起こらなかったかもしれない。
たまたま不運にも危険因子が複合し大災害が起きてしまった。
危険予知はどんなに考えても決して考えすぎることはない。
コメント
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