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日本をよりよい国にしたい、との思いから政治、経済、社会問題マターをバッサバッサと切り取ります。

国連事務総長の両紛争国トップ会談実施に思う

2022-04-29 17:26:07 | 国際問題
国連事務総長が先日個別にロシア、ウクライナ両国の大統領と会談をした。
国連の平和維持機能が懐疑的とされる今、紛争当事国のトップと会談することは大いに意義があるし行動力を評価したい。
ただどの程度効果があったかということになると疑問符をつけざるを得ない。
ロシア大統領は戦闘状態にあるウクライナ東部の要衝マリウポリの人道回廊開設について国連の関与を承認したようだがその言葉とは裏腹に依然ミサイル攻撃を続けている。
「話があれば応じる」程度の極めて消極的なスタンスなのだ。
ウクライナ大統領にしても「ロシア大統領と話す用意はある」と繰り返すだけで意外と本心は国連や西側諸国からに軍事支援なのかもしれない。
結局戦争終結に向けてはさらに強力な働き掛けが不可欠だろう。
具体的な仲裁案をもってさらに交渉を続けて欲しいがさりとてこれが奏功するかどうか保証の限りではない。
一旦火ぶたが切って落とされた戦争はなかなか止まらないものだ。
パックス・アメリカーナの後はパックス・シノアの時代という説もあるが中国が今の政治手法を続ける以上これはないのではないか。
コメント
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