経団連が昨日今年の春季労使交渉に際しての基本方針を公表した。
「日本全体で賃金引き上げの機運を醸成していく必要がある」、・・・なるほど、なるほど。
経営側のかってのスタンスとはずいぶん変わった。
とにかく今年は物価高が顕著だからねぇ。
政府も「インフレを上回る賃上げを」と言っているから昨年の2%強の賃上げ率なんてことはないよね・・・。
ただ筆者は昨日も書いたが経団連加盟企業よりもより小規模、より零細規模の企業の動向を案じている。
元々利益の少ない会社はどうすればいいんだ?
ただでさえコロナ禍で泣かされ、人手不足に汲々し、今年はインボイス制度とかもある。
政府は今こそ「聞く力」を発揮し善後策を協議する必要があるだろう。
各地の商工会議所や業界組合などはどの程度相談にあずかっている、あるいは相談しているのだろうか。
このままいけばますます企業間格差や規模格差が広がるのは目に見えている。
黙って「自然淘汰」を待つというのもどうかと思うが。