昨日の春闘一斉回答日にはいろいろ考えさせられた。
大手企業では満額回答が続出していたが満額を超える回答や2ケタ台の賃上げには驚きである。
2ケタ台の賃上げなんて昭和の時代のオイルショック以降初めてではないのか・・・?
労働組合の要求を上回る回答というのもあまり記憶がない。
組合は下手に要求額を提示しない方がいいということになるねぇ。(笑)
明らかに春闘の景色は変わった。
後は中小企業への波及、非正規社員に対する対応だ。
中小企業への波及で期待されるのが例の「価格転嫁」というやつだ。
政府は「真摯に動いていない大企業、元請け企業は企業名公開もありうる」とプレッシャーをかけている。
ここにきて日産自やコストコのようにまだ下請けに対し一方的に代金減額をしている例もあるので注目したい。
昨日も独立系スーパーの社長が心情を吐露していたが仕入先も小規模、販売先も一般消費者と価格転嫁先が見当たらない。
こういう出口のない中小企業には本当に同情する、生産性向上だって企業規模からしてなかなか難しいからねぇ。
非正規社員対応も課題が残っている。
ごく最近もスシロー運営会社に勤務する非正規社員団体が会社前でシュプレヒコールを上げていたがこちらの問題はすぐ解決するのかな?
同一労働同一賃金制という考え方はどの程度生かされているのだろう。
これを機に国会が適切に、速やかに動いたらいい。
国会議員が責務を果たすいい機会なのだ。
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