先日セブン&アイホールディングが傘下の百貨店子会社そごう・西武を米投資ファンドへ売却することを発表した。
セブン&アイHDがそごう・西武を買収したのが2006年のことだから18年の年月を経てそれ以前の状態に戻ってしまったということだ。
セブン&アイHD としては百貨店・スーパー・コンビニというそれぞれ商圏規模の異なる消費者流通チャネルをフルラインで備えることによりシナジー効果を狙い覇権を唱える目論見だったが結果的に成果をモノにする前に事業体が支えきれなくなってしまったように見える。
それだけ流通を取り巻く事業環境変化が激しいのか、消費者がいかに移り気なのか、いろいろ考えさせられるねぇ。
果たしてセブン&アイHDのこの間の損得勘定はどうだったのだろう。
外資ファンドだけが利益を掠め取るだけだとしたらちょっと悔しいねえ。
せめて売却先が和製の投資ファンドだとまだ許せるのだがそういうものでもないのかねぇ。(笑)