マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

政治資金規正法改正論議の緩さに思う

2024-05-24 10:09:48 | 政治

与野党間で政治資金規正法の改正に向けた実質論議が始まったが心配していた通りの緩さでガッカリである。

各党の言い分は双方とも分かっているだろうからもっと核心に触れた論議を期待しているのだが今まで散々主張してきたことを繰り返しているだけなのだ。

特に自民党は「政治とカネ」についてあれほど謝罪しているが昨日も「政治には一定に資金が必要」だとか「たとえ裏金でなくとも公開になじまないものもある」と話している。

これではいつまで経っても議論は収束しない。

先日の衆院補選結果などを見ても野党は寸分も譲れないと思う。

となれば自民党が野党案に歩み寄る以外に道はないと思うが本心はどう考えているのだろうか。

国民にどう思われようが自らの主張を通し来るべき衆院選に勝負をかけるということか?

とにかく国民としては政治がズルズル不毛の論議を続けていくことに我慢が出来ない、・・・イライラが募るねえ。

解散するならするで下野することも覚悟でさっさとしたらどうだ。

その方がお国の為ではないか。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ICC(国際刑事裁判所)のイスラエル首相逮捕状請求に思う

2024-05-22 19:38:50 | 国際問題

ICC(国際刑事裁判所)のイスラエル首相ネタニヤフ首相に対する逮捕状請求決定が大きな波紋を呼んでいる。

当のネタニエフ氏の反発は言うまでもないが米国まで「誤った判断だ」としてICCを批判している。

しかし今回のイスラエルのガザ地区における行動はハマスに対する追撃というレベルを超え民間を巻き込んでいる現実がある。

人道上まさに戦争犯罪に値すると言っていいのだ。

ICCはイスラエルと同様にハマス幹部についても逮捕状を請求しているので喧嘩両成敗、リーズナブルな判断だ。

ロシアのプーチン大統領への対応といい、今回のイスラエル、ハマスへの対応といい、ICCは頑張っているねぇ。

これで侵略行為をリードしたり下手な対応を行った国家リーダーは国際社会から徐々に締め出されていくことになる。

少なくとも紛争の抑止にプラスに働くことになるだろう。

ロヒンギャやクルドだって同じような状況に置かれていないかねぇ・・・?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私大101法人の「経営困難」に思う

2024-05-20 11:27:29 | 大学

日本私学振興・共済事業団の調査分析によれば私大を運営する567法人のうち18%に当たる101法人が債務超過など経営困難な状態に瀕しているという。

少子化の進展により大学経営の難しさが謳われるようになって久しいが本当に然るべき手が打たれているのか甚だ疑問である。

「大変だ、大変だ」と言いながら誰も泥をかぶらない、誰もが「嫌われ役」からは逃げ回っているのが現状ではないのか。

23年度の「定員割れ大学」はなんと320校というからもはや手を打つにしても遅すぎたと言っていい。

文科省は今後5年間をかけて45法人の経営改革を支援するというがこんなスピード感でいいのだろうか?

5年もかけていては新たに入学した学生が卒業してしまうぜ・・・。

大学の統廃合は在学生たちの異動、転籍が伴うので前広に行う必要がある。

加えて高額になった授業料や奨学金、大学に交付される私学助成金のことも考えなくてはいけない。

文科省、大学運営者以外に志願者、保護者も我が事としてもっと真剣に対処しなくてはいけないだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党の規正法案単独提出に思う

2024-05-18 11:07:12 | 政治

自民党が昨日政治資金規正法の改正案を国会に提出した。

公明党との共同提案にあれほど拘っていたがそれも叶わず異例の単独提案となった。

結局折り合えなかったんだねぇ・・・。

公明党としては「同じ穴のムジナ」と思われたくない。(笑)

自民党としては岸田首相が本当に火の玉となって党内の説得に当たれば「何とかなったんじゃないか」と思うが逆に「解党してしまう」とでも判断したのだろうか。

首相の「実効力のある改正案になった」とのコメントはただただ負け惜しみとしか思えない。

いずれにしてもこれで岸田首相の求心力はますます低下することになった。

自民党も本当に「反省」がないねぇ、表向きはあれほど謝罪をしているのに・・・。

公明党とさえ折り合えないのに野党と調整がつくはずもない。

今回の改正法案単独提出は自民党政治の「終わりの始まり」になるかもしれないねぇ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何故マイナカードはここまで活用されないのか

2024-05-16 20:00:39 | マイナンバーカード

マイナカードの利活用に暗雲が立ち込めている。

本命のマイナカードの健康保険証化なのだが政府は「今年秋には従来の紙媒体による健康保険証を廃止する」という言わば退路を断って強硬姿勢に打って出たが国民の反応は(昨今の医療現場での利用率を見る限り)低レベルに留まったままだ。

さらに昨日会計検査院が明らかにした調査結果で全国の自治体の行政手続きにおいてマイナカードがほとんど利用されていない実態が浮き彫りになった。

巨費をかけて準備したマイナカードが何故ここまで利活用されないのだろうか。

元々我が国では個人の資産や所得をガラス張りに(公開)することにためらいや拒否反応があった。

この厚い壁を突破するために政府は多額の個人インセンティブを投じてマイナカード・インフラ作りに着手した。

その結果国民の多くはマイナカードを作り金融機関とのひも付を行ったが残念ながら(インセンティブは懐に入れながら)金融資産を始め重要個人情報を開示することの不安感は払しょくされないままだった。

もしこの仮説が正しいとしたら行政手続きのでデジタル化、DX(デジタル・トランスフォーメーション)は頓挫しかねない。

やっぱり政府はマイナカードを利用メリットと安全性について丁寧に説明すべきではなかったか。

説明力という点で今の自民党の面々は概してあまり得意ではないように思う。

ここからは蛇足だがマイナ健康保険証の利用拡大に貢献した医療機関にご褒美としての金銭を進呈するなどは行き過ぎだと思う。

逆に後ろ向きな医療機関について通報を求める仕掛け作りも誤解を生むものだ。

こんなことをやっていたら国民の気持ちはますます離れていくよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする