ホンダの中国現地法人が現地事業の不振に伴い正社員の希望退職を募集を開始したとのことだ。
中国の自動車市場については以前三菱自動車の撤退を取り上げたが今回のニュースはその延長線だねぇ。
それにしても中国経済の停滞は自動車市場にも影を落とし各メーカーは軒並み苦境に追いやられている。
そこで中国政府は秘蔵っ子のBYDの集中育成にかじを切ったように思う。
2月に行ったBYDの広範囲の値下げは競合メーカーがたとえ国内資本との合弁であっても「手加減はしない」という風に見える。
果たして日本勢にその後、再生のチャンスは訪れるのか。
とにかく中国は「なりふり構わず」だ。
中国の巨大マーケットは魅力的かもしれないが現政権が続く限り果実を享受できるのは相当先になりそうだ。
日本の自動車産業も一度立ち止まって冷静に考えをめぐらす時期だと思う。