松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

博多の森の弓道場

2008-01-18 23:40:40 | 和弓と櫨
今日は博多の森の弓道場へ行ってきました。
いつもの弓道場と違って、博多の森はすごく広くて近的は10人立ち、
遠的の練習場もあります。
板張りの床はピカピカしているのに、滑らないというスグレモノで、
足踏みもしやすくて踏ん張りもきく感じです。
道場内には、例によってバレエのレッスン場みたいに
所々に大きな鏡が据えられていました。

広々とした道場内で、心静かに弓を引けるのは楽しいもんです。
画像は教士七段のN先生。
新人の私から見れば、殿上人みたいな存在です。
着物にたすきがけを生で見ましたが、キレイですね。
美しい射の見本のために少し写真を撮らせていただきました。

ちなみにここは道着袴でないと入れません。
つい最近買ったばかりの私は、着慣れない袴をアタフタとはいて
どうにか参加することにしました。

身長のデカイ私がドカドカと袴で歩き回っていると
見慣れない新顔だったせいか、興味津々で
「アンタ、何段?」と聞かれましたが、
「いや、あの、こないだまでゴム弓してて、まだ始めたばっかりで。」と答えると
「フーン。」と
急に興味をなくされたみたいでした。

新人はみんなからチェックしてもらうために大前じゃと言われ、
心の中で「ええ~っ!一番に引くのかよ」と思いつつ、しょうがないので
フラフラと道場に入ります。
やはり違う道場は立ち位置がわからないので、
キョロキョロ不穏な動作をしながら、後ろとか的を盗み見て立ち位置を合わせます。
(こういう挙動不審な動作は目立つらしい。)

えーい、引いてしまえと言わんばかりに、とにかく発射。中りませんでした。
その後も何回も的前に立ちましたが、一回も中りませんでした。やれやれ。
一応写真を撮ってもらいました。



ここでちょっとハプニングが。
私の矢が何かに当たって、矢尻と筈が同時に分解して矢がひっくり返ってしまいました。
飛んでいった矢尻はすぐに見つかりましたが、白くて小さな筈がなかなか見つかりません。
小雨が降る中、広い芝生を歩き回ってオロオロしながら筈を探す私。

そのとき、先だっての教士七段のN先生が
「ほら、もうちょっとこっち、あそこに行ってたよ、あそこ。あるでしょ。」と指示してくれたのです。
小さな小さな筈が、ちゃんとそこに落ちてました。
ひぇ~。恐ろしやN先生の視力と記憶力。
私もN先生のように精進したいと思います。

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