25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

シシド カフカ

2017年11月10日 | 音楽 ポップス

 「シシド カフカ」という奇妙な名前をもった女性ドラマーが昨日 NHKの「Songs」に出た。朝ドラの「ひよっ子」で赤坂のアパートの住人ではっきりと物を言う女性を演じていたので、女優かと思っていたら、ドラマーであることを知ったのはまもなくのことだった、そしてこの女性のドラマーぶりをみてみたいものだ、と思っていた。

 その好奇心を充たしてくれるかのように、昨日登場したのである。長い髪を切ってショートヘアにしていた。軽くなってなんだかすっきりとしたと言っていた。

 10歳のときに音楽のバックとなるドラマーになろうと決めていた。親を説得して4年後にとうとうドラムセットを買ってもらったという。その後どのようにして、プロドラマーになれたのかは紹介されなかったが、キリッとした美形に、ほっそりとした体型はまるでモデルのようである。ドラムを叩くのだから確かな筋肉がついているのだろう。

 山口百恵がすごい、と言って、ドラムを叩きながら「ロックンロール ウィドウ」を歌っていた。バカバカいわしていた。もっと聴きたいと思ったが、ヤンキーめいたギターリストMIYAVI とダンサー兼シンガーである三浦大知もでていて、MIYAVI を中心としたセッションだったのと、トークも長かったことから一曲聴くだけで終わってしまった。

 ドラムといえば、宇多田ヒカルが出した最近のCDを聴いていて、ドラムの工夫が特に気になっていた。各曲、ドラムのリズムの刻み方に耳を凝らすと、これはよほど難しいのではないか、コンピューターででも作ったのではないか、と思ってしまう。

 ラヴェルの「ボレロ」の小太鼓奏者は絶対に間違えることが許されない、小太鼓が一定の同じリズムを叩き続ける楽曲である。

 シシド カフカが宇多田ヒカルとセッションしたり、ボレロで小太鼓を叩くのをみたいものだ。