25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

日馬富士 白鵬 カナダ

2017年11月14日 | テレビ

 日馬富士の暴行事件で、相撲界の透明化を言う貴乃花親方がこのことをかくしている、と大谷某が鬼の首でも取ったみたいに声高に言っていた。貴乃花もいい迷惑であろう。被害者の側の親方である。しかも貴ノ岩は有望株である。やられた本人の親方がとやかく言われる。理不尽と思うだろう。 

 モンゴル人と日本人の間で起こった事件ではなかったことに、貴ノ岩には申し訳ないが、まだよかった。今の日本は排他的な人たちが増えているからだ。

 日馬富士も引退ということになるだろう。引退の潮時だとは思っていたが、こんな無様なことになるとは、一体二人の間で何があったのだろう。この二日間、日馬富士の相撲にせ精彩がなかった。

 一方、白鵬は大横綱の貫禄で、絶妙な緊張感と経験によるリラックス感を合わせ持ち、相撲に安定感がある。この横綱は国籍問題を抱えている。日本国籍でないと年寄になれず、部屋ももてないからだ。暴行事件、賭博事件と相次ぐ中、一人横綱で大相撲を守ってきた功績は大である。何も言わず、一代年寄を許せばいいと思うのだが。

 日本は第三期の人種混合時代に入っていると、ぼくはぉのごろよく言う。相撲界でもそうだ。御嶽海、高安と力強い力士が出てきている。

 カナダでは移住も歓迎で、アメリカのように、星条旗のもおにアメリカ人になることを強く意識させられることはない。それぞれの個人がもつ伝統意識や文化意識もご自由に、ということである。外国からの人材を多く抱えるアメリカのIT企業はビザ発給の抑制に困っていて、アマゾンなどはカナダのバンクーバーに第二本社を作るようである。

 将来のカナダには「サンドオイル」という資源がある。その余裕でもないだろうが、カナダの政治スタイルから学ぶべきことが多いように見える。

 カナダのことに話が及んでしまったが、あしからず。短気は損だ、酒癖には注意ということである。