今日もいますね。砂かぶりの二列目。いたいたと思った瞬間、琴勇輝が豪風に飛ばされ、琴勇輝が土俵下にでんぐり返り、田島のママさんの頬に琴勇輝の足が当たったように見えた。これは、と思ったら、またスッといつもの姿勢で座っているのが見えたので、安心した。九州場所の女は健在である。一度その女性のバーに行きたいと思っているが、チャンスがない。名古屋場所にもけったいな金ぴかのお姐さん、東京場所では芸者衆がずらりと並ぶ。砂かぶりや花道に、場所を彩る女性たちがいる。いっそ、NHKで「大相撲を彩る女たち」と題する特番でも作ってほしいものだ。
この前は「プロフェッショナル」で床山、呼び出し、行司のそれぞれの仕事、心構え、日常が紹介されていた。「シブ5ジ」では場所前に必ず能町みね子が注目点を解説する。このコーナーでやってはどうか。なんなら民放のBSで、と妄想する。
今日の田島のママさんは黒の着物に、帯は赤系の茶色と金色の模様のようである。襟は白であった。全く行儀がよい。
ぼくなどは焼き鳥食って、酒呑んで観戦したい方だから、砂かぶりでじっと背筋を立てて、動かずに、観戦するなんてできない。
今場所初日から阿武咲が日馬富士を倒し、遠藤は調子がよい。また負傷力士も続出である。
二週間はあっという間に過ぎる。取り組みを見ながら、チラチラと観客の様子を見るのも楽しみである。