25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

物価目標を達成したらどうする?

2017年11月15日 | 社会・経済・政治

 ジャーナリストや評論家は物価目標2%アップの達成を日本が果たしたら、日本銀行は次になにをするのか問う責務があるように思う。今のところ自民党側では成功している、野党側は失敗していると報じるだけで、達成したらどうするのか、という問いも意見も聞いたことがない。

 三菱東京UFJ銀行は政府から国債を引き受ける権利を返上した。要するに政府に逆らったのである。三大メガバンクのトップで、三位のみずほ銀行の純利益の3倍のすごさの銀行である。

 政府が発行する国債をダイレクトに日銀が買っている。中立であるべきで、時に政府にたてつくくらいの存在の日銀が政府と一体化している。政府外国にいけばお金を援助し、ジャブジャブとお金を使うのも日銀が国債を引き受けるからだ。

 さてどうするのだろう。政府は返すのか、これ以上日銀は国債を引き受けるのを止めるのか。日銀は株式も放出するのか。そうしたら日本で何が起こるのか。その辺を訊いてみたいと思うが誰一人訊かない。毎年40兆円の借金などと尋常ではない。いつの日かこの問題を片づける時がくるはずだ。ああ、恐ろしい。恐ろしさはいくつもある。アベノミクスと言ってる裏で集団的自衛権を明文化する憲法改正を行うこと。つまりアメリカの戦争に付き合うこと。もうひとつの恐ろしさは銀行貯金封鎖、でなければスーパーインフレ。スーパーインフレになれば政府の借金が大きく目減りする。

 実は日本社会はファシズムの時代入っているのではないか、とふと思うときがある。官僚もマスコミも現政権に忖度する。日銀は政府とベッタリである。ウィキペデアの日本の歴史のある部分は歴史修正主義者たちに書き換えられる。政府を批判すれば右翼がテレビ局の前に集まる。経団連は言うなりで、輸出業者が恩恵を受ける。

 しかし消費は上がらない。若者の節約志向が高まり、不労所得の株で儲けたものがふざけた買い物をする。

 政府は物価目標2%アップをする気がないのではないか。あるいは恐ろしすぎてやれないのではないか。そのあとどうするのだ。

 若者が未来を描けないという雰囲気は彼らが現在の日本んお胡散臭さに気づいているからだ。

 それにしても今日の空は青い。


日馬富士 白鵬 カナダ

2017年11月14日 | テレビ

 日馬富士の暴行事件で、相撲界の透明化を言う貴乃花親方がこのことをかくしている、と大谷某が鬼の首でも取ったみたいに声高に言っていた。貴乃花もいい迷惑であろう。被害者の側の親方である。しかも貴ノ岩は有望株である。やられた本人の親方がとやかく言われる。理不尽と思うだろう。 

 モンゴル人と日本人の間で起こった事件ではなかったことに、貴ノ岩には申し訳ないが、まだよかった。今の日本は排他的な人たちが増えているからだ。

 日馬富士も引退ということになるだろう。引退の潮時だとは思っていたが、こんな無様なことになるとは、一体二人の間で何があったのだろう。この二日間、日馬富士の相撲にせ精彩がなかった。

 一方、白鵬は大横綱の貫禄で、絶妙な緊張感と経験によるリラックス感を合わせ持ち、相撲に安定感がある。この横綱は国籍問題を抱えている。日本国籍でないと年寄になれず、部屋ももてないからだ。暴行事件、賭博事件と相次ぐ中、一人横綱で大相撲を守ってきた功績は大である。何も言わず、一代年寄を許せばいいと思うのだが。

 日本は第三期の人種混合時代に入っていると、ぼくはぉのごろよく言う。相撲界でもそうだ。御嶽海、高安と力強い力士が出てきている。

 カナダでは移住も歓迎で、アメリカのように、星条旗のもおにアメリカ人になることを強く意識させられることはない。それぞれの個人がもつ伝統意識や文化意識もご自由に、ということである。外国からの人材を多く抱えるアメリカのIT企業はビザ発給の抑制に困っていて、アマゾンなどはカナダのバンクーバーに第二本社を作るようである。

 将来のカナダには「サンドオイル」という資源がある。その余裕でもないだろうが、カナダの政治スタイルから学ぶべきことが多いように見える。

 カナダのことに話が及んでしまったが、あしからず。短気は損だ、酒癖には注意ということである。


大相撲を彩る女たち

2017年11月13日 | テレビ

 今日もいますね。砂かぶりの二列目。いたいたと思った瞬間、琴勇輝が豪風に飛ばされ、琴勇輝が土俵下にでんぐり返り、田島のママさんの頬に琴勇輝の足が当たったように見えた。これは、と思ったら、またスッといつもの姿勢で座っているのが見えたので、安心した。九州場所の女は健在である。一度その女性のバーに行きたいと思っているが、チャンスがない。名古屋場所にもけったいな金ぴかのお姐さん、東京場所では芸者衆がずらりと並ぶ。砂かぶりや花道に、場所を彩る女性たちがいる。いっそ、NHKで「大相撲を彩る女たち」と題する特番でも作ってほしいものだ。

 この前は「プロフェッショナル」で床山、呼び出し、行司のそれぞれの仕事、心構え、日常が紹介されていた。「シブ5ジ」では場所前に必ず能町みね子が注目点を解説する。このコーナーでやってはどうか。なんなら民放のBSで、と妄想する。

 今日の田島のママさんは黒の着物に、帯は赤系の茶色と金色の模様のようである。襟は白であった。全く行儀がよい。

 ぼくなどは焼き鳥食って、酒呑んで観戦したい方だから、砂かぶりでじっと背筋を立てて、動かずに、観戦するなんてできない。

 今場所初日から阿武咲が日馬富士を倒し、遠藤は調子がよい。また負傷力士も続出である。

 二週間はあっという間に過ぎる。取り組みを見ながら、チラチラと観客の様子を見るのも楽しみである。


脂肪と筋肉 動的平衡

2017年11月13日 | 文学 思想

 脂肪も臓器の一つであり、多くのメッセージ物質を脳に送っている。そのメッセージ物質のひとつに脂肪の粒子から食欲を抑えるものがあるということは知っていた。レプチンという物質である。このレプチンのない病気があって、食べ続けるため、血糖値が上がってしまい、だいたい30歳くらいで死に至っていたのが、レプチンの発見で、製造ができるようになり、これを投与すると、食欲がおさまるのである。

 知らなかったのは筋肉のことだ。筋肉を動かすと発するカテプシンBというメッセージ物質だ。これも脳に作用するらしい。海馬の神経細胞を増やす。つまり記憶力を高めるということだ。

 おもしろいのは筋肉がつきすぎて脂肪が少ない状態だと、免疫力が低下し、風邪などにかかりやすいということだ。筋肉と脂肪は6対4ぐらいがいいのではないか、と自分勝手に思う。きっとそうだ。

 脳が臓器を支配している、とぼくはこの十年考えてこなかった。それは三木成夫の「胎児の世界」「こどもの内蔵とこころの働き」など生物形態学の書籍を読んでいたからである。脳の成り立ちを見れば、まず植物系の腸が発達していき、そこに胃や膵臓などの臓器の溜まりができ、神経は脳に向かって伸びていき、ついに脳が出来上がる。内蔵から発するメッセージを脳は受け取り、新たな指令をだすのである。体壁系、つまり動物系の筋肉はそのあとのことだ。

 これまで常識だと思っていたものが覆されていく。その点で、福岡伸二が言う「動的平衡」という概念、たんぱく質が日々死んでは取り入れられ、自分というものを保つ、という考え方が分かりやすい。この動的平衡が崩れると病気が発生する。この動的平衡のために、あらゆる細胞が働き、心も保っている。と考えればいいのではないか。単純過ぎる解釈だろうか。

 とりあえず、心は脳にあるのではなくて、臓器器官のネットワーク、もっと言えば細胞のネットワークなのかも知れない。いやはや、ちょっと体を効率よく動かすことを意識しなければ、と思うことしばしばである。ということで今日も5分ほど超効率がよいと思われるエクササイズをしてから事務所に向かった。今日は昨日よりやや寒い。


舟木一夫 高原のお嬢さん

2017年11月12日 | 音楽 ポップス

 コメント氏から「アクセスが跳ね上がったのはシシドカフカを取りあげたからではなく、舟木一夫を取り上げ、それが掲示板で紹介されたからではないか、というコメントをいただいた。そうか、そういうことか、と合点した。シシドカフカで読んだ人もいるだろうが、熱い舟木ファンなら、この上昇もあり得るはずだ。

 舟木一夫は、学園ソングがまだ当時なく、また若いアイドルが股旅物を歌っているときにはにかみながら現れた。突然現れて、次々と歌を出して行った。中学校の音楽教師が「嗚呼、青春の胸の血は」を唄えたら通信簿5と言い、セリにかけたので、ぼくはそれを唄って通信簿5をもらったことがある。このときあたりまでが学園ソングで、次くらいから青春ソングになっていったと思う。その後

「高原のお嬢さん」が出てきて、この歌は名曲だと思い、歌を覚え、ロマン座で映画も見た。和泉雅子との共演だった。指人形で語り合う場面があった。「東京の空のどこか あの人は住んでいる-------」と聞くと、紀伊半島の果ての果てから、東京の町を想像した。「東京は恋する」は「北国の街」によく似ていたが、クラリネットのリズムある伴奏に、鼻歌のように歌った。

僕が東京よりも近い名古屋や大阪、京都の大学を選ばず、また大学は当然東京だと思っていたのは、歌の影響が胸のうちに入っていたのかもしれない。ビートルズが東京にきたからという東京ではなかった。歌謡曲のような世界が東京ではじまるかもしれない、という憧憬もあったに違いない。

 カラオケが流行りはじめて、舟木の「高原のお嬢さん」がないのに、不満があった。歌いたかったのである。ところが台湾にいき、夜のバーに行ったら、そこに「高原のお嬢さん」があった。これには感動した。ぼくは舟木一夫になりきって歌ったのだった。台湾の人から多くの拍手をもらった。すっかりこの台湾旅行が楽しくなった。その頃の台湾では車はオンボロで、タクシーのドアは壊れ、ドアを客が持って走るという時代だった。

  その後数年経って、日本にも「高原のお嬢さん」がカラオケにも登場した。この歌がぼくの青春ソングである。まだカラオケがなかった頃‥知り合いがこの歌のカラオケを作ってくれた。全くレコードと同じ伴奏だったのには驚いた。ぼくは昼休みに、社員の前で、歌ったのを覚えている。若い社員たちは知らない唄で、ポカンとしていた。知り合いはこの頃テレビにも出て、アコーディオンで昭和の歌の出張流しをしていると自慢気に話していた。次に彼に頼みたい舟木の歌では亡き姉を想う「若き旅情」を作ってもらいたいと思っている。


シシド カフカでアクセス数飛び跳ねる

2017年11月11日 | 音楽 ポップス

  シシド カフカのことをちょっと書いたら、このブログへのアクセス数がはねあがった。これには驚いた。

 新宮近くの佐野まで遠征して、たこ焼きを食べ、ウィスキーを見、金魚やペットショップを見て、ボタン付きのベストを買い、新書をなめまわすように眺め、2冊(ドアホミクスの正体-日本人なら知っておきたい天皇論)を買い、喫煙室でブログの校正をしておこうとスマホを開いた時だった。やっぱりメディアだ。シシドカフカも普通の人に注目されたのは朝ドラにでたからである。彼女にしてみれば、本業はドラマーなのだから、いわば副業である。名前と顔を知らしめたらよいくらいのものだろう。分析力があり、クールであるが、結局アパート住民とはうまくやっていた。この手のタイプはアパート住民と親しく交流するはずはないと思うのだが脚本家は謎のある女として登場させていた。

 目力があり、鼻は程よく高く、唇も引き締まっている。アラブ人かよ、と思うほどで、もしもこの女性が緑色の瞳をしていたら、びっくりもんの美人だと思う。

 今、脚光を浴びているのだろう。NHKサマサマである。なんだかんだと言ってもテレビの力は強い。山尾志桜里、むきだしの好奇心マスコミ、ゲスの極みマスコミを敵にまわさん方がいいよ。あなたは文春の早朝突撃への対応が酷かった。あの慌てようは尋常ではなかった。危機の時に人間は学歴も経歴もすっ飛んで、丸裸の自分を見せることになるのだ。

 シシドカフカよ、あなたもついに公人となってしまった。ゲスに気をつけないと中森明菜の「Dedire」になるよ。と言いながら、この謎だらけの女性が何を考えているのか、生の声や知性や感性のほどを知りたいものだ。

 

 


シシド カフカ

2017年11月10日 | 音楽 ポップス

 「シシド カフカ」という奇妙な名前をもった女性ドラマーが昨日 NHKの「Songs」に出た。朝ドラの「ひよっ子」で赤坂のアパートの住人ではっきりと物を言う女性を演じていたので、女優かと思っていたら、ドラマーであることを知ったのはまもなくのことだった、そしてこの女性のドラマーぶりをみてみたいものだ、と思っていた。

 その好奇心を充たしてくれるかのように、昨日登場したのである。長い髪を切ってショートヘアにしていた。軽くなってなんだかすっきりとしたと言っていた。

 10歳のときに音楽のバックとなるドラマーになろうと決めていた。親を説得して4年後にとうとうドラムセットを買ってもらったという。その後どのようにして、プロドラマーになれたのかは紹介されなかったが、キリッとした美形に、ほっそりとした体型はまるでモデルのようである。ドラムを叩くのだから確かな筋肉がついているのだろう。

 山口百恵がすごい、と言って、ドラムを叩きながら「ロックンロール ウィドウ」を歌っていた。バカバカいわしていた。もっと聴きたいと思ったが、ヤンキーめいたギターリストMIYAVI とダンサー兼シンガーである三浦大知もでていて、MIYAVI を中心としたセッションだったのと、トークも長かったことから一曲聴くだけで終わってしまった。

 ドラムといえば、宇多田ヒカルが出した最近のCDを聴いていて、ドラムの工夫が特に気になっていた。各曲、ドラムのリズムの刻み方に耳を凝らすと、これはよほど難しいのではないか、コンピューターででも作ったのではないか、と思ってしまう。

 ラヴェルの「ボレロ」の小太鼓奏者は絶対に間違えることが許されない、小太鼓が一定の同じリズムを叩き続ける楽曲である。

 シシド カフカが宇多田ヒカルとセッションしたり、ボレロで小太鼓を叩くのをみたいものだ。

 


七味唐辛子のことなど

2017年11月08日 | 日記

  尾鷲ではこの時期、鬼エビ、くもエビ、笹カレイが少量出回ってくる。他所で売るほどの量は獲れないものだ。これが美味しいのである。

 どうやら今年もサンマは獲れなかったようだ。ぼくはもともと脂がほんのりのったサンマの干物が好きだったが、この種のサンマはほとんど見なくなった。

 食べ物の話であるが、岡田さんが京都にいくというので、はたと思いついて京都の七味唐辛子を買って来てほしいと頼んだ。新婚のころ京都で買い、それがとても香りよくおいしかった。どこの京都の七味唐辛子も同じなのだろうと思い、別の機会に別の七味唐辛子を買うもだが、先のものとは全く違う。京都を歩けば、うっすらと覚えている黄色の袋にはいいたその七味探すのだが、探せず、今度のは旨いかと案じながら買うことぢばしばだった。

 昨日岡田さんが帰って来て、頼んだ七味唐辛子を見たら、あも記憶にある黄色の袋のものだった。これだ、40年ぶりの再会であった。七味屋というのか、それをスマホのメモに入れ、そして早速鍋焼きうどんを作って七味をふった。当時の香りと味が再現され、感動的に美味しかった。

 鬼エビを食い、笹カレイの生めいた干物を食べて酒を飲み、最後にたっぷりと汁のある鍋焼きうどんを食べたというわけである。

 こういうことが尾鷲を離れがたい理由も一つになっている。どこでも生きていけると思うが、よほどの決心がいることだろう。

 もうすぐ渡利ガキのシーズンである。去年は台風で海が荒れなかったために不漁であった。しかたなく志摩のカキを買った。殻つきのカキである。今年は2回は海が荒れたはぅだから、きっと大丈夫だと期待している。焼いてポン酢をたらしてたべるのも美味しいし、小ぶりなものはアヒージョにしても美味しい。


永遠の青春歌謡歌手 舟木一夫

2017年11月07日 | 社会・経済・政治

 この前舟木一夫の55周年記念番組を見た、鶴太郎がインタビュアだった。

 日本で初めてのアイドル歌手であり、ある世代の象徴的な歌「高校三年生」が一過性の歌謡曲ではなく、あの頃を思い出させる歌となった。学園ものは、股旅物と違って、みんなで合唱できるグループ感があった。舟木一夫はBSの懐メロにもでず、NHKの歌番組に出ない。1ヶ月続く「舟木一夫ショー」がある。特異な歌手だ。舟木一夫を支えたのは、子育ても終わった女性たちであり、今度は定年退職をした男たちが支えることになった。昭和38年からの数年の思い出を強烈に植え付けた舟木一夫は思い出を共有する人々に支え続けられてきたということだ。

 このような場を偶然のように掴むことができた歌手も珍しい。橋幸夫はできなかった。西郷輝彦もできなかった。

 押し出しが効かない舟木のローバリトンの柔らかい声質もなんらかの影響を及ぼしていることだろう。

 仕事のない日が三百日と続き、仕事があれば、自分で電話をとり、シャツのアイロンがけをし、カラオケテープを持って出かけた。

 今から20年ほどかそれ以上前か忘れてしまったが、ホテル望月で呉服屋さんが呼んだ舟木一夫歌謡ショーに行った時、トイレで連れションをしたことがある。ぼくも緊張してしまって、言葉出なかった。彼は照れ臭そうにはにかんでいたが静かな雰囲気の人だった。

 60周年でも歌い続けるのだろう。学生時代と風貌も変わらないのも珍しい。これも永遠の青春歌謡歌手として必須のことだ。


狙われるサラリーマン

2017年11月06日 | 社会・経済・政治

 サラリーマンへの所得控除、例えば、スーツとかシャツなど、サラリーマンの必要経費を認めない、という増税案を財務省が検討しているらしい。年収500万円のサラリーマンで約30万円の増税みなるそうだ。取りやすいところからとる。内部留保で金余りの企業には減税の方向である。そこに消費税が待っている。

 これで2%の成長の見込みがまるでダメになる。株で稼がない国民はもっと節約せねばならなくなる。酷いもんだ。選挙中になに言わないで、選挙後に不意討ちのようにだしてくる。これは再び総選挙で問うしかない事項だ。

 堤防作りをやめ、外国に金ばらまき、軍備増強に金を使う。こういう使い方が選挙権で問われるべきだ。共謀罪も、集団的自衛権ももう一度選挙で問われるべきだ。

 「日本を貶める日本人のあぶりだしを」という産経新聞ウェブ版の見出しは衝撃的である。この国を批判するということその政府を批判権力者批判するということだ。国を貶めるものではない。しかし、SNSが発達している今、戦前よりも炎上しやすい状況がある。テレビは好き放題にニュースを編集する。

 極右の草の根運動が勢いが増す中、「サンデー モーニング」が狙われている。ぼくには一番見識の高い報道番組のように思える。ネトウヨはテレビ局こまめに抗議をし、こまめにデモをする。本当の黒幕は決して出て来ない。市町村議会議員、議員県会議員狙われている。トランプ大統領への街頭旗振りはどこから動員されるのだろう。気持ちが悪い。この頃気持ちの悪い政治的決定が多い。

 


 

 

 


死にたい事件

2017年11月05日 | 社会・経済・政治

 死にたい女子をツイッターで探し、9人の人を殺し、死体をバラバラにした、という青年は、どこかで左脳が働かなくなり、右脳の中も自分だけの快楽の部屋の鍵が開けられたのだろう。生育歴と社会に出てからの環境の両面から分析しない限り、動機は見えて来ないはずである。酒鬼薔薇事件の延長にこの事件はあり、あの時の事件の本当のことが公表されていないから、この事件もそうなるのかも知れない。

 まず、胎、乳製、幼時期での親子の関係だろう。そのことと生きて行かなければならない社会での仕事、不安感などがどの程度のものだったのか、いずれ、ルポライターなどが探ることだろう。

 6万人とも8万人ともいわれる失踪者がいるこの日本である。また、肺病に代わって、鬱病が蔓延する現代社会である。経済的に豊かな環境にいても鬱病になる。経済的に貧しくとも鬱病になっておられない人もいるだろう。

 物があって心が豊かになるものではないことはすでに多く人は知っていることだろう。

 ぼくは3歳になるまではオヤハ徹底して愛情を注ぐのがよいと思っている。生活費を維持し、未来への貯蓄をしなければ、寿命に達するまでいくらいるのかと思わざるを得ない社会である。消費を煽っても、乗って来ない節約ぶりの若者たちである。安定化生活を志向するのもわかるが、こどもを犠牲にしても、無理することはない、とわかっていればいいのだが。心を守る壁は厚くて高いのがよい。それは自律神経や、脳の言語野とも関係してくることだ。その基礎が決まるのは3歳までだ。


あぶりだせ

2017年11月04日 | 社会・経済・政治

「日本を貶める日本人をあぶりだせ」産経新聞のウェブ版での見出しである。

 こんな日が来るのではないかと危惧していた。「一部の日本人による日本の評判を落とす活動を批判している。共謀罪が成立して、それを煽るように、逆手にとって、表現の自由を脅えさせる見出しである。

 ぼくのブログはどうなるのだろうか。現政権の集団的自衛権の解釈批判し、アメリカ追従を批判している。自民党が約2000 万人の支持を得て、もうこのザマだ。産経新聞は現自民党だの、日本会議の御用新聞である。「日本を貶める」とは何を意味するのか、薄気味が悪い。人が自由にものがいえなくなってしまった時代があった。その結果は戦争であり、悲惨な暮らし、兵士の戦死であった。

 アメリカが起こす戦争に付き合う必要は全くない。自衛隊は専守防衛であり、災害救助隊である。

 安倍政権は気持ちが悪い。選挙中を避け、自殺サイト事件とイヴァンカ女史、トランプ訪問ニュースで沸く中、加計学園に獣医学部の認可が降りた。安倍を支持するネトウヨが「ひるおび」を脅し、「サンデイーモーニング」に大攻勢をかけ、報道が歪んでいると脅し、抗議する。日本青年会議草の根運動だ。

 ヨーロッパの自由のための試練、忍耐が日本にも来ている。産経新聞への抗議が2万件近くあったという。それは頼もしい限りである。

 

 

 


イーオン フラックス

2017年11月03日 | 映画

 「イーオン フラックス」を最初見た時は シェリーズ セロンばかりに見とれていて、あらすじだのを追う暇もなかった。監督もそれでいいよ、と言っているようだった。走る、飛ぶ、蹴る、そのすべて美しく撮っていた。

 今回はあらすじを理解する余裕があった。2400年代の話で、人類は不妊症になってしまうウィルスで地球に残るのは500万人ばかりだった。その500万人もほとんどがクローン人間である。政府は周囲に壁を作り、そのなかに人間を住まわせている。独裁的と思われている。反政府組織がある。実は独裁者はなんとしても不妊症を治す薬の開発がすすめ、元の人類世界を作りたいのだ。独裁者を暗殺する指令を受けているのがシェリーズである。そのターゲットまでたどり着き、殺そうとしたとき、独裁者はキャロリンではないか、と暗殺者に向かって言う。暗殺者に、なにかしらの動揺が起きる。そして殺せない。結論を言えば、独裁者は元夫なものだ。そして彼は組織内から解任されようとしていた。新薬の開発に反対する現状維持の勢力である。

400年後の世界では300歳を越える人もいた。目や耳には微粒のデバイスが組み込まれている。秘密の情報は液体飲むことで、情報が発せられ、自分だけに聞こえる。

 とまあ、こんなものだが、人間の脂肪と筋肉、下肢、上肢

頭部、目、鼻、唇は美しいものだ、とつくづくまた思ったのだった。


シェリーズ セロン

2017年11月01日 | 映画

  シェーリーズ セロンという南アフリカ出身のハリウッド女優がいる。「モンスター」デアカデミー主演女優賞をとっている。彼女は人類がこれほどまでに美しい肉体をつくるものかと思えるくらいプロポーション、スタイルがよい。

「イーオン フラックス」ではその身体の動きと顔の美しさが堪能できる。

2017年10月の彼女の新作があり、スパイアクションものだというので、映画館に見に行きたいくらいだ。彼女はその美しい身体を保っているのだろうか。

 最近洋画をよく見る。見ていなっかたものに秀作がある。ようやくアカデミー賞主演男優賞をとったという、デカプリオの「レヴァラント 蘇りしもの」をみて、俳優の苦労がよくわかった。映画全部が雪と雪山であり、凍土であり、川であった。どれほどのロケを行ったのか、デカプリオの執念のようなものを感じた。最後に復讐を成し遂げるのだが、賞への執念を感じざるをえない。

 夜はまたシャーリー セロンの「イーオン フラックス」を見て、身体をまたよくよく観察して、感嘆することだろう。