今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ニンジン

2014年10月25日 | 素材

実は最近、生のニンジンにハマッている。しかも皮付き(魚や肉・葡萄の様な果物と同じで実と皮の間に凝縮された美味しさがある事を知った・あと実だけだとニンジンの甘さが際立ち過ぎて、おそらくこれがニンジン嫌いな人の主張したい部分なのだろうなって、・・・皮が付いていると、その甘過ぎる部分を中和してくれる事にも気付いた。うちは昔からニンジンや大根の皮も良く洗ってキンピラにしたり漬け物代わりにしてきたので、そんなに抵抗は無い=皮で「かき揚げ」なんかも良いらしい。あとウサギの『生態=あくまでもウサギではない生態だ』に凝っているので、どうしてもニンジンの写真やイラストが出てくるのでそれを見過ぎたのかな?っていうのもある。)

最初、食べた時は食べ方も知らず、歯から血が出たが、2回目以降は上手く食べられるようになった。どうもニンジンの上の方の方がニンジン臭くないのと、食べ易いという事に気付き、しかも葉っぱが付いていた茎(くき)の部分(食べる時は包丁の角で抉り取るが)より下の辺りの周囲=上から1.5cmぐらいの周囲が身離れが(縦に)し易いという事を知った。その部分が柔らかいんだ、そして最後に中の芯の部分を食べる。
又、ニンジンの細い先端の部分は味が強く、少しニンジン独特の青臭さ・エグミ・甘さが一気に口の中に広がるので、食べるなら上の方がオススメだ。(まあ食べないと思うけど)
とにかく自然の味を一気に凝縮出来ると考えて頂ければ想像が付くのではないだろうか(付かないか?)

味付けは、最初、塩だけや飽きたらマヨネーズ、そして最後に塩に戻るという感じだったのだが、最近は特に何も付けなくても食べれるようになってきた。
特に、洗ってよく水気を切って、半分に切り立ての時が食べ頃だ、切った切り口からニンジンの自然な香り(ニンジンの葉の香りに近い?かも)が一気に立ち上がる。これがいいんだ。混ぜ物の無い自然だな~って(=本物)という感じがする。

勿論、生のニンジンにはアスコルピナーゼという物質が入っていてこれがビタミンCを壊す効果があるのは知っているのだが、やめられないのよ。
酸と共に摂るとビタミンCは破壊されないのも知っているのだが、あまり酸味は好きじゃない、刺激が強過ぎて、イギリス料理(?)のF&Cにはモルトビネガーはドバドバかけるのだが。とにかくニンジンをジュースにする時によくレシピにレモンジュースを入れるのはその為でもある。(そこまで知っていながら・・・)
あとカロチンやビタミンAも豊富だ。加熱し過ぎるとカロチンも破壊されてしまうので過熱し過ぎも注意だ!!少し歯応えがある方が野菜って美味しいのかもね。
やや薄めにスライスし軽く芯が残る程度に茹でてマヨネーズや塩で食べるのも美味しい。
基本味無しで(素材の味がある)食べられるので、なんとなく健康に良いような気もする。(少なくとも高血圧の心配は少ないかも、高血圧の人ってやっぱり塩辛いモノが好きだもの、見ていると、漬け物とかバリバリ食っている。よくあんな添加物が沢山入った漬け物の素が入った漬け物を大量に食べられるな?と、見ていて思う。言わないけれど。やはり自然が1番だ。)
ネットとかを調べると、本当にニンジンが好きで毎日2本は生で食っている人もいるらしい、ツワモノだ。そこまで毎日じゃないけれどね、週3までならイケル。あのガリ・カリっとする感じがたまらないんだよね。

味が無いからバクバクいけるというのもあるんだよね。(米だって味がないじゃん?)だから飽きないんだよ。
イギリス人は「他人に味を付けられるなら、自分で付けた方がマシだ」という事でテーブルの上には必ず塩と胡椒が乗っている、そして料理には殆ど味が無い、でもそれって素材の味と、自分の好みを的確に把握しているから成せる業だと思う。
子供の頃からそういうものを食べているとそうなるんじゃないかな?素材本来の味を知るようになるというか。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする