今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

近藤勇も愛した「卵ふわふわ」。

2017年07月10日 | グルメ
静岡県袋井市(掛川と磐田の間にあるらしい)のご当地グルメとしても知られる「たまごふわふわ」将軍家の饗応料理(←酒や食事でもてなす意)としても登場した事があるこの料理。

鍋に水と

酒(と出汁の素・・・本来は鰹と昆布で取るらしいが家でそこまでは)を入れておく。

偶然にも家に粒コショウがあったので、それを包丁のヒラ(横の部分)で

潰し割る、そういえば小さい頃、時代劇でこんなシーンを観た事があるなあ~。

このぐらいかな。

ボウルに卵黄と卵白を分けて、

先に卵白を泡立て、

砂糖と卵黄を入れて更に泡立てる。

鍋の中を沸騰させ、

醤油と塩を加え、味を整えたら(薄目にね)
分量は他のサイトを観て下さい、人によっていろいろあるので。

火を止めてメレンゲ状の卵を流しいれる。

すぐに蓋をして1分~2分蒸らす。

こんな感じで完成なので、

潰しておいた黒胡椒を散らす。完成(下手だけど)。

すっげーふわふわ!!

新撰組の気分で日本酒が欲しくなる(近藤土方はあまり酒を飲まなかったらしいが)

規定どおりに作ったら、ワリと味が濃いので、ご飯にのせて食べたらこれが美味しいのなんのって。

(↑親子丼というか卵丼の原型では?とぐらい思った)

更に余った汁をホウレンソウを茹でた物に和えたら即席卵風お浸しの完成。

(卵とホウレンソウはテッパンだし)

江戸料理は重くないし、元気になる感じ。







磯風味のうどん。

2017年07月10日 | 今日の料理
アサリを茹でて、口が開いたら、

豆腐と三つ葉を入れ(出汁の素を入れたかも?忘れた)、

アサリ自体が塩気があるし、ダシが凄いので塩で多少薄目に味付けをして弱火におき(←この弱火の時点で時間が経つと濃くなる訳で、食べる時に丁度良くなる)、

安い冷凍うどんをお湯でサッと湯がいて、

湯をサッときって、アサリと豆腐・三つ葉の塩味磯風味ぶっかけうどんに。

好みで途中から玉子などを落としても。。。

でもそのままの方がキレがあったかな。

寒い日とか寒い朝は特に最高!!

ああ~、優しくて美味しかった!!






(超グロ注意!!)カワハギ系のウマヅラハギをさばく&キモ醤油。

2017年07月10日 | 素材
カワハギと書かれていて、勝ってきて調べたらウマヅラハギという非常に似たものだった。
まあ、これで練習をしてから、カワハギに挑戦か?とやってみる事に。

先ず、ヒレとか

ツノを取る(←硬いんだこれが~)。

口を落として

①口のあった所の横に刃をいれ、皮を剥ぎ易くする。

②こんな感じで剥ぎ易く

で、一気に皮を剥いでいく(まだ下手のでたまに破れるがほぼ大丈夫)。

尾っぽを向けるやり易い向きがあるみたい(自分の場合)。

剥けた。

ツノがあった所の後ろに包丁を入れ、骨だけを断つ!!

上記の切れ目から、一気にアタマを剥がす(まさかの剥がせる状態)。

苦玉を壊さないようにキモを出す。

こう、全体を出してしまうと

キモを分解し易い良いかも。

キモは冷水に何度か取って血抜き

身はこうなるので、

中を洗って

こう捌きたい。

包丁を入れていく

切り離す。

この赤い「血合い」の部分があるのが雄

「血合い」を削ぎとる。写真を撮りながらだと身が痛むな・・・。


カワハギ系は小骨が簡単には抜けないので、半分に分けて外す。

※そしてこの薄皮を引く作業が超大変基本に忠実にやると良い

なんとかサクが出来た(これしか取れねーでやんの)。包んで冷蔵庫へ入れておいて。


<キモ>

軽く熱湯で(酒や塩を少し加えてもOK)10秒(~30秒ぐらい?)サッと茹でて(刺身用だけれど一応、怖いので結構火を通してしまった)、

ザルにあけて(ザルごと茹でても良かったのかも)冷水にさらして冷ます。

キッチンペーパーでソッと水分を拭き取り、

上側もソッと水分を取る。

ケーキの粉フルイなどで裏ごし

(面倒かと思ったら意外に簡単に出来た)。

裏側もこそぐと、洗いもラクだった

これを冷やして醤油に溶いたモノが「キモ醤油」の一例。

余ったら、シャーベットにしておくと便利
(自分はアジア風のスパイスから作るグリーンシーフードカレーのアンチョビや漁醤の代わりに入れてコクを出した)


練習でもう1匹何もお手本を見ないで練習して、カワハギ(ここではウマヅラハギ)を薄く切って、肝醤油にしたり、刺身にペーストにしたキモをのせて食べる。

初めての肝醤油

自分で調理をしたからか、脂質が多過ぎて(食べ過ぎたかな?)、あまり好きでは無いかも・・・。
(やはりワサビ醤油の方が・・・)

※因みに、カワハギの仲間に、ウマヅラハギ・ウスバハギ・そしてソウシハギというのが居るが、この最後のソウシハギというのは、猛毒を持つハギなので、
身体に斑点があったり、尾ヒレが異常に大きかったらそれはソウシハギなので食べてはいけない
詳しくはネットで調べてくれ!!(キモイから)
そしてこれは危険だよ!!と啓蒙してくれ!!

沖縄や奄美大島では特殊な捌き方の方法で食べるらしいが、見よう見真似で死にたくないので、「君子危うきに近寄らず」で最初から手を出さなければ確率も減るというもの。

どんな勉強でも奥が深いなぁ~。