「目に青葉」と来たら「ヤマホトトギス初鰹」である。
かつての江戸っ子の粋を表した言葉である。
この句、あまりにも人の口に上りすぎている。
そこで、原句を記しておく。
目には青葉山郭公初鰹
素 堂
今、青葉と云えば欅もそうだし、いてふもそうだ。
柳もそうだし、葉桜だってそうだ。
だがしかし、もみじの青葉を筆頭に挙げたいものである。
重ねるほどに、色合いが淡白になって行く。
不思議な緑色である。
深山幽谷に迷いこんだかの錯覚すら覚えるのである。
昨今のもみじは、春から色が豊富である。
「残骸の一つとて無し緑濃く」
もみじだけで、色と季節を楽しめる。
奥行きのある花卉である。
荒 野人
かつての江戸っ子の粋を表した言葉である。
この句、あまりにも人の口に上りすぎている。
そこで、原句を記しておく。
目には青葉山郭公初鰹
素 堂
今、青葉と云えば欅もそうだし、いてふもそうだ。
柳もそうだし、葉桜だってそうだ。
だがしかし、もみじの青葉を筆頭に挙げたいものである。
重ねるほどに、色合いが淡白になって行く。
不思議な緑色である。
深山幽谷に迷いこんだかの錯覚すら覚えるのである。
昨今のもみじは、春から色が豊富である。
「残骸の一つとて無し緑濃く」
もみじだけで、色と季節を楽しめる。
奥行きのある花卉である。
荒 野人