=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

古民家ツアー

2010年12月06日 | 【お出かけ】木のむくまま
古民家という定義も難しいと思いますが、
とりあえず古いお家を回ってきました。

南房総に残る萱葺きの家というのは少なくなってきているのですが、

その中でも、かなり「カワイイ」のが、

一軒目の「ゆっ倉亭」


(ポイントは、屋根の微妙なカーブ。「猫の背」という形のようで萱葺きでも珍しいそうです。)

ゆっ倉亭というのは、
別に飲食店でもなんでもなくて、単なる住居です。

でも、そこに越されてきたGさんが、
「ゆっくり暮らす」と「千倉」の地名をあわせて、自分の家につけてしまった名前のようです。

でも、このカワイイ古民家は、中もとても魅力的で、カフェやショップにすぐなりそうな雰囲気です。


2軒目は、

昼食をとった定食屋の「魚作」 ぎょさく と読むそうです。

こちらは、もともとあった古民家を柱だけのスケルトン状態にしてから、
現代の建材を使って、ご主人自らが完成させたお店です。


3軒目は、
当セミナーの企画者である堀内さんが住んでおられる田舎暮らし体験民宿「海辺の八兵衛」が、来年から引っ越す古民家を訪問しました。
広大な敷地に結構おつかれの民家であり、来年2月のオープンまでに年末だけでなく、何度も大掃除が必要そうです。


そして最後の4軒目が、こちら。


なかなか表現するのが難しい状態になっていますが、現在東京にお住まいのKさんが週末にやってきて目下全力でリフォーム中。
以前は、↓このように雨漏りがするので家の中にテントを張って泊まっていた涙ぐましい跡がありましたが、


今は先にリフォームを済ませた隣にある離れが完成し、そこで週末を過ごしリフォームを進めています。

↓こちらが、浴槽から見える景色。


楓の紅葉も見事で、谷を見下ろせる素晴らしい景観、
これがこの古民家の最大の魅力ではないでしょうか。
小高い丘に立つこの民家からは、下を走る道路が見渡せて、
私なんかは、何かの秘密基地みたいで、
「敵の侵入がわかる!」
っていう感じがとても好きです。
きっと、Kさんもこんな魅力にとりつかれ、この民家の修復を始めたのだと思います。

そしてこのKさんの古民家こそが、
来年から、このセミナーでワークショップとしてして実際に古民家修復体験を行う題材なのです。
かなり修復しがいがあると思いますので、興味のある方のご参加待ってます。

→「古民家再生プロジェクト」PDFチラシ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする