作業日報

（南アルプス仙丈ケ岳もすっかり雪景色になりました。そのぶん寒いです）

■2009/11/19

Ⅵ　加工

・棚板のはめ込み　4h

計4h

4段ある抽斗の一番上の棚板をはめ込みました。
溝にはめ込むために0.5ミリを鉋で削るのですが、これが大変疲れます。
やっぱり仕上げ寸法ぎりぎりに仕上げておくのがベストですが、棚口と棚板をはぐこともありなかなかぎりぎりにはできませんでした。
明日からは、同じ要領で2番目、3番目を一気にはめて天板に取りかかりたいと思います。

作業日報

■2009/11/18

Ⅵ　加工

・棚板の埋木　1h
・地板の仮組み　4h

計5h

今日は午後に材木の搬入作業を行いました。本日運んだ木は、サクラ、セン、ナラ等でした。
ナラの木って重いんですね。
こうやって実際に自分で運んでみると、その樹種を感覚で知ることができるような気がします。

実際にはナラ（外国ではオーク）は、気乾比重0.67と重厚な樹木の部類に入り、切削加工も困難なようですが、その分椅子などのしっかりした構造を必要とする品に使うことができます。

※ほぞ穴の内側を低くして逃げて加工すると、ほぞを入れた時に割れてしまいます。
※ハンドルーターで掘った溝の端にある丸くなった部分を加工する際は、溝の線に沿って当て木を当てて加工すると確実にできます。

赤＋赤

伊那市（長野県）

作業日報

（写真は出番を待つ我が家の石油ファンヒーター。本日伊那では雪がちらつきましたが、寒かったので私は灯油を買いに行っていません。さていつまで我慢できるっでしょう？）

■2009/11/17

Ⅵ　加工

・留めの切断と調整　2h
・前後台輪の穴開け　1h
・後台輪の木づくり　1h
・棚口と棚板のはぎ　1h
・水拭き
・ほぞの入り面取り　1h

組み立てまでもう一歩。
本日は細かな作業をいろいろとやったのですが、いざ日報を書こうと思うと何をやったのかすぐに思い出せません。
この日報は、製作にかかった時間を時給計算していくらになるのかを記しておくために書き始めたのですが、1日1日やったことを思い出してメモするだけでも結構意味があるかもしれません。

しかし、毎日の日報については、クラスのSさんに敵う方はいないかもしれません。
Sさんは毎日やったことのメモに加え、自分で写真を撮りそれをプリントしてまとめていらっしゃいます。脱帽です。

※側板にあけた通しほぞの穴ですが、鉋かけで欠けるときはもう一度順目と逆目をよく見てみましょう。

年末の準備

さて、皆さんはもう年末の準備を始めましたか？

私はここ数年いっつも大晦日になってしまう年賀状の準備を「今年こそは余裕を持って出そう」と、準備を始めました。

昨年から木工家志望だけに木版画にしています。

来年は寅年ですが、シンプルにいきたいと思います。

さて、写真の木片がどうなるでしょうか？

伊那名物「ソースかつ丼」

先日食べた「中華　飯島」のソースカツ丼。

中華を標榜しながら、お客の8割はこのソースかつ丼を食べていました。

お肉はざっと300グラム。

1100円でお味噌汁、漬物、そしてタッパが用意されています。

三峰川沿いにて

サクラの紅葉です。

伊那市（長野県）

作業日報

（Sさんのスツール。次の製作も動物椅子が決定しています。）

■2009/11/16

Ⅵ　加工

・蟻組づくり（側板）　5h

計5h

やっと蟻組みが終わりました。明日は留めの調整をして仮組みの準備をしたいと思います。
それにしてももう少し鑿がうまく研げたらなぁ。鍛錬しかないですね。

魚をもらったのではなく、魚の釣り方を教えてもらった

本日は、自宅で創作活動。
前から作っていたお箸をはじめいくつかの品物を完成させました。

写真は、削り出しのお箸。
鉋を使わず、太めの角材からナイフで削り出しました。

先端のほうを丸く、尖がらせていく時間はかなり心が落ち着きます。

そういえば、
昔、小学校のころよく鉛筆をナイフで削っていたことを思い出しました。

うちの母親は、
小学校に上がった私たち兄弟に鉛筆削り器は買ってくれず、
代わりにナイフを買ってくれました。
それを使って自分で鉛筆を削るようにと。

今考えると、こんな経験も木工につながっているかもしれません。

ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、
なんだか、
「魚をもらったのではなく、魚の釣り方を教えてもらった」
ような気がします。

母に感謝。

最高の田舎暮らしをちょっとだけ体験させて頂きました。

クラスのIさんの家、すごいんです！

前から聞いてはいたのですが・・・


大きな古民家に蔵つき。

（向かいの家は茅葺屋根）

（蔵）

（蔵の戸がまたシブイ）

蔵には木工の機械もあり、前に住んでいた方が置いていってくれたそうです。
（たまにネズミが出るようで、ネズミ退治のためにIさんはチーズをおいていたそうですが、全然寄ってこなかったとか。近所の方に「それは漫画の見すぎですよ」って笑われてしまったお茶目なIさん）


母屋に入っていくと、
いきなりデカイストーブがおかれています。

そして中では、なんと手作りピザが焼かれているのです。

本日はお知り合いの2家族が遊びにきていらしゃっていて、いろいろなものが作られているようです。

玄関の脇では釜で雑穀が炊かれていて、頂いた炊きたてごはんに大根の菜っ葉の和え物がまた最高にウマイ！



土壁が見える2階は子供たちの遊び場。
１階から伸びるストーブの煙突の脇に天井がくりぬかれたのぞき穴があり、そこから子供たちが見てきます。
「めがね君」
って呼ばれているのは、一緒にいったYさんでした。
こんなに大きな家だったら、子供たちにとってはまさに探検気分でしょう。
開かずの間みたいのもあって・・・
私も思わず幼いころの好奇心を呼び覚まされました。

黒光りする大黒柱。
囲炉裏を囲んでの鍋。
等々。



「田舎暮らし」
って聞いたこともあるし、興味もありましたが、ここまで本格的で立派な実生活を拝見させていただいたのは初めてでした。

庭には水が常に流れてきていて、
こんな小さなため池もあります。



さらに、流水で冷やされている麦の飲み物がありました！
最高にうまそうです！！！！



次は、
「クラスのみんなと囲炉裏を囲んで飲みましょう」
というお誘いをIさんから頂ました。
楽しみです。