=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「日々雑穀」

2009年11月14日 | 【書籍】
日々雑穀―信州伊那谷「野のもの」の楽しい雑穀料理
吉田 由季子,吉田 洋介
川辺書林

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「家具工房 吉田屋」 作れないものはない

2009年11月14日 | 【インタビュー】木の先人方
見てください、この高台から眺め。

家具工房 吉田屋さんからの眺望です。すばらしいですね。


本日は、クラスのOさんと、伊那市の長谷にある吉田さんを訪問させて頂きました。

吉田さんは華麗なマスコミ業界から木工家に転身されてはや12年あまり、今では木工とレストラン、畑仕事の3つをバランスよく組み合わせ生活されていらっしゃるそうです。

工房に入ると、吉田さんが事前におっしゃっていたとおり、おがくずの山でした。腰くらいまであって、もうすぐ機械がうまってしまいそうです(笑)
おがくずの始末は各工房ともいろいろと手立てを考えなければいけない、意外にも重要な問題のようです。

それ以外にも、小生はずけずけと細かな質問までさせて頂き、それに対し吉田さんは包み隠さずお話いただき、木工家として独立するにあたり大変貴重なお話を伺えました。
本当にありがとうございました。

なかでも、私が一番「そうだ」と思ったことがあります。

それはこの工房を建てたお話です。

そう、この工房は吉田さんご自身で建てたしまったそうなんです。

ツーバイフォーの本を買って読み、ホームセンターで材木を買ってきて、いざ!
って感じで。

「えぇ~ ホントですか」

と私。

この広さくらいだと材料は三桁万円いかずに済むそうです。

もちろん、吉田さんの能力と努力があってこそ完成したと思いますが、

「作れないものはない」

という、ものづくりの原点みたいなものを再度気づかせて頂きました。

私も将来の独立の際の資金については、頭を悩ませていましたが、
いろいろ具体的な情報や数字を教えていただき、大変現実感が湧いてきました。
そして、
「金がないなら、自分で作れ」
ということを意識しました。

吉田さん、本当に本日はありがとうございました。


◆家具工房 吉田屋

◆雑穀&地元野菜のレストラン「野のもの」 奥さんがメインで開いているレストラン

◆書籍「日々雑穀」 吉田さん夫妻の書籍ができました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年11月13日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(N村さんのデスク。もうすぐ完成です)


■2009/11/13

Ⅵ 加工

・蟻組づくり(天板) 4h
・(はぎ直した側板に)台輪の穴 1h

計5h

木工の作業をしていても好きな作業と苦手な作業があるんですよね。そのなかで、蟻組みを掘っている時間は結構好きです。これがもう少し切れるノミに研げて、「カッ、カッ、スコーン」って木片が飛んで掘れれば最高です。

※昨日板を割裂させてしまった台輪の穴ですが、小根のところはノミではなく鋸でやると割れにくい
※地板にピタリと台輪を合わせるのは難しいので、小根をとってしまい後から台輪をつける仕様に変更
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありあけ丸の無事を祈る

2009年11月13日 | 【写真】一本の木
私もこの2月に乗船した東京⇔志布志のフェリー「ありあけ丸」から、救助信号が出ているそうです。(さっきのニュース)

→3月の乗船日の日記
あの船内で、40度も傾いたらかなり怖いです。

きっとのん気にカレーを食べている場合ではありません。

乗客、乗務員の救助を祈ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年11月12日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/11/12

Ⅵ 加工

・板はぎのやり直し 3h
・蟻組づくり 2h

計4h


「かわいそうな、サクラちゃん!」

って、先生に言われました。
私のサクラの板は、昨日はいだ板にちょっと隙間があり、昨日はいだ部分をそっくり切り落とし、まったく同じ作業を繰り返しました。
さらに、午後には蟻組みを作っていると、これまた割れが入り、写真のようにボルト締めの状態になっています。

◆はいだ板に穴がある場合、そこは接着力が弱まるので、別途クランプで締めたほうがいいとK先生がアドバイスしてくれました。いずれにしても痛々しいサクラちゃんです。



それにしても、よく割れます、というか割っています。
そういえばWEBの樹種の説明で、すべての説明にのっていたわけではありませんが、たまに「サクラ」の説明に「割裂性あり」なんていう表記を見かけたことを思い出しました。
私の下手さゆえですが、ちょっと言い訳です。

◆ヤマサクラ
「辺材は淡い黄褐色、心材は褐色で時に暗緑色の 縞模様を呈しており、
辺心材の境目は明瞭。木理はほぼ通直、肌目も緻密で光沢をもつ。
やや重硬で反りや曲がりが少なく、加工性も良いが、割裂しやすいので注意が必要。
耐朽性は中程度」

→引用「高田製材所HP」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年11月11日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(だんだんと家具が形になってきた人も増えてきました。
今日の写真は、Sさん作成中の2m以上のオーディオボードの蟻組みです。)

■2009/11/11

Ⅵ 加工

・台輪の墨つけ 1h
・台輪の穴あけ 1h

計2h

台輪の穴あけの2枚目をしていたら、「ピキン」、側板にヒビが!
台輪の形状を変更して付け台輪にする方法もありましたが、従来の設計どおりにするために薄い板をもう一度はぐことにしました。
しかし、一方は薄い板、一方は大きな板になっていてどちらも木口削り台にのりにくい。
結局午後はずっとそのはぎ板と格闘。
これらの時間は作業時間にはカウントできませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年11月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/11/10

Ⅵ 加工

・地板のほぞ 5h

計5h

写真が地板の入る穴とほぞです。今回の田舎箪笥では、この地板の通しほぞがデザイン上のお気に入りで設計したのですが、これが結構厄介です。通常のやり方にしておけばこんなに苦労することはなかったでしょうが、そういうことは考えず、ひとつひとつのほぞを削るのも楽しむ気持ちでやっています。

板の上には、先生が4Bの鉛筆できっつく書いて図示してくれたものが残っています。

※昇降盤の刃がぶれたり、定規をきつく締めると刃がずれたりするので、必ず試し切りをしましょう。(本日失敗しました)
※昇降盤の刃の取替えの際は、ブレーキをかけて行いましょう。
※(地板のほぞの上側につく)長くて薄い胴付きを作るときも、横切りを入れてから縦に通しましょう。さもないと刃の角度が残ってしまいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年11月09日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(帰り際に発見。実習場に記念碑が建てられていました。

と思ったらN村さんのテーブルの脚の片方がささったものみたいですね。)

■2009/11/09

Ⅵ 加工

・地板の穴の掃除 6h

計6h

角ノミであけた穴をノミでそうじします。きれいにするのにやたら時間がかかりました。

※毛引きの刃の向きに注意しましょう。毛引き線の右手側に切り込み角が入ります。かま毛引きを使いましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の桜もいいけど、秋の紅葉も

2009年11月09日 | 【写真】一本の木
信州では10月から標高の高いところから紅葉が下降してきていますが、なかなかしっかりと見にいく機会がありませんでした。

先日行った高遠城址です。

ここは春の桜が有名なところですが、紅葉もすばらしいです。

紅葉も、この季節なら日常生活で何気なく視界には入ってきますが、



きちんと時間をとって見ることで、

もっとその美しさを感じたり、そこからいろんなことを考えたりできるものです。

下の写真は、高遠城址の池に写った景色です。

とてもきれいで、のぞきこんでいるうちに、
池の中にはもうひとつの別の世界があるように思えてきました。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中古住宅めぐり

2009年11月08日 | 【お出かけ】木のむくまま
先週高遠で立ち寄った雑貨屋さんの女将さんと、いろいろ話していたら、その女将さんも東京からこちらに越してきた方で、
「いい不動産屋さん紹介するわよ」
みたいな話になり、
私も、
「せっかくなんで」
ということになり、本日はそちらの不動産屋さんを伺ってきました。

私の場合、あと少なくとも半年は学生ですから、
急に必要というわけではないのですが、
でも、将来的には信州か千葉県で工房を開きたいと考えているので、
アンテナを立てておいたほうがいいですから。

今まで何度も引越しをしてきて、アパート、マンションの賃貸経験は豊富にあるものの、購入、しかも一生に一度くらいの大きな買い物ですからまったく見当がつきません。

いろいろ勉強しなきゃ、ですね。


本日は、2件を見せて頂きましたが、1件目は景色もよくてよかったですね。

実地に行くと、とても実感が湧いてきます。

そのなかで、

「ここで一生、根を下ろしてやっていくんだ」

という感覚を持てる物件を探していきたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする