植野美枝子料理・菓子スタジオの毎日

料理・菓子研究家奮闘の毎日を綴るブログ
著書:作りおき・使いまわしおかず365日他 

ハイジのパン〜読売KODOMO新聞 本のごちそう

2019-05-18 01:05:14 | 出版 メディア掲載など

新連載始まりました♫ 読売KODOMO新聞【本こども堂】本のごちそう
  今月は 「ハイジのパン」

ハイジと言えば白パンがすぐに思い浮かぶ事でしょう。しかし今回のハイジのパンでは、この企画を持って来てくださった担当編集者井上さんが、子供の頃10歳までお家の方針で家にテレビがなく、その代わりにお家の人から本を大量に与えられていた読書少女時代を振り返り、リクエストされたパンです。
 その少女、いわゆる白いパンの方ではなく、黒いパンの方に興味を持っていたとの話から空想の旅が始まりました。
ハイジの黒い方のパンはどんなパンだった?
パンの専門家とも色々検討の結果、ライ麦が入ったドイツのベルリーナラントブロートと仮定して作ることになったのでした!

さて作ってみるよ!

フォルサワーというサワー種が入るのが特徴です。出来上がりはいわゆるドイツの少し酸っぱいパンを想像してみて。

 

捏ねて丸くまとめたらラップをして1次発酵

生地を台の上に出して綿棒で広げて折り込みます。

閉じましょう。

 発酵かごと生地にたっぷりライ麦粉を振り、2次発酵

 2次発酵の時、表面にライ麦粉をしっかりなでなでしてやると、発酵が進み膨らんだ時に生地が茶色と白に割れてすごいかっこいいパンになって行くのよ。

発酵器の中で1時間くらい休んでもらいます。

さあ焼けましたよ!出来上がり!! 

パンは2㎝くらいにスライスして、ラクレットチーズを焼いて、黒いパンに乗せてみたよ! どうかな! こんな感じだと思う?
香ばしくて、なんて美味しい! 

 さて、黒いパンを巡ってのパンの妄想旅は大成功の結果を収めて終了!! 大満足!

詳しいレシピが掲載されていますので、ぜひ作ってみてね!

https://www.yomiuri.co.jp/kodomo/kbook/

スイスの山で暮らす少女ハイジが、山のおじいさんの家で食べた食事に出てくるパンを紹介します。素朴な味わいが魅力です。
ちょっと複雑ですが、ぜひ挑戦してみてください。(井上記者said)

 

(作ってみて感想)
パンを焼くなら、こんなハード系パンを作ってみたいと思いませんか。
パンの黒い色は、ライ麦だったんですね。そして少し酸っぱいサワー種発酵。
2次発酵で表面のライ麦粉がひび割れてくる時がワクワクです。
ラクレットチーズは今日本でも作られていて、北海道から取り寄せしました。
チーズを暖炉の火で溶かしてパンに乗せて食べていたハイジ、その山の暮らしが羨ましくなりました。

(植野美枝子)


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