映画「北の桜守」と「しあわせの絵の具 モード・ルイス」を見て来ました。
「北の-」吉永小百合主演北の三部作の最終編だそうです。でも話は別々です。これは「父と暮らせば」みたいに元々舞台劇だったのでしょうか。間々に説明が舞台形式で出て来ます。いいアイデアですが最初は戸惑います。途中であれ一人いないと思ったり。奥さんのお父さんが意外といい人だ。
「しあわせの-」旦那さんがひどいようなかわいそうなような。最後家の前に立てていた看板をしまうのが切なかったです。子どものような誰にでも描けそうでいて描けない感性の絵。鶏の意外と大物を狙うのが頼もしかったです。
杉井光「蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ」と渡辺一枝「金色のライオン」読了。
「蓮見-」高飛車な作曲家というのがいいです。何故右手だけのピアノ曲が何故ないのか。これはそれを巡るミステリーです。
「金色-」短い短い動物達の童話集です。教訓もない、落ちもない。え、それだけ、と言うような。でもそれがいとおしいかも。本場から来たベースボール好きのザリガニが気に入りました。確かに本場よね。