餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

いずれ必要になるし

2018-03-29 21:14:17 | 映画

映画「被ばく牛と生きる」を見て来ました。

逃げるとき申し入れのまま牛をつなぎ餓死させた農家もいるし、牛を放して逃げた農家もいる。自力で逃げた牛もいる。そういった出荷できない牛を生かし続けようという農家の活動の話です。牛は全部殺せと国が言うのはわかりますが、同じ酪農家の人がうちの牛は餓死したのに隣の牛がのうのうと道を歩いている。うちが馬鹿みたいだから殺せというのはきついなと思いました。殺処分すると国の補助が出るのに、生かしておくと餌代や処分費は全部農家負担。岩手大の先生が被爆牛の調査をしているのですが、もともとの線量がわからないものは研究として認められないと研究費はでません。昔政治活動をしていた旦那さんの闘争心に火がついて渋谷で街頭演説をしていました。奥さんとの温度差があります。聞いてくれる人達に講演会でもすればいいものを、聞く気がない人ばかりの町で吠えても無駄だと。でも旦那は聞いてもらえないからこそ吠えたいんだと。

せめて研究費を出して欲しい。人間の代わりに数値がとれるならいずれ必要になるのだから。どこでかはわからないけど。

オヴィディア・ユウ「プーアール茶で謎解きを」読了。

シンガポールで名物カフェを営むアンティー・リーは知りたがり屋の裕福な老婦人。観光地セントーサ島に打ち上げられた女性の遺体が知人のローラとわかると、捜査を開始します。料理の合間に捜査をするのですが、リーのシンガポール料理がおいしそう。南国料理が食べたくなります。レシピ入りです。