「横尾忠則の緊急事態宣言」を見て来ました。
自作や色んな絵や写真の人物がローリングストーンのマークのような舌を出した唇付きのマスクをしているだけで面白いです。ポスターにもなっていた「ライオンと緑の月」はライオンがかっこいい、と思っていたのですが解説を見てびっくり。ルソーの「眠るジプシー女」という砂漠に眠る女性にライオンが顔を近づけている作品があります。横尾さんはこのジプシーをライオンが食べて骨になった作品を描いていたのですが、これはその中間。ジプシーがライオンに襲われているところでした。ほんとだ飛びかかるライオンの下に人がいる。自虐や悪趣味や下品を堂々と描けるのがこの方の強みだなと。時々普通にかっこいい絵があると「どうしたの?」と思ってしまいます。すごいエネルギーです。