餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

東山松原通り弓矢町

2020-10-15 22:24:58 | 本と雑誌

泡坂妻夫/新保博久編「泡坂妻夫引退公演 絡繰篇」読了。

単行本未収録作品が集めてあります。亜智一郎は1冊読んでいるはずなのですが思い出せません。3冊構想だったのね。優秀そうなのに活躍しているように見えないのがいいです。作者のこととしか思えない紋章上絵師の話しとか、官能小説も混じっているぞ。楽しい一冊です。

亜智一郎は江戸時代の雲見番番頭、耳が非常にいいっていうのが潜水艦乗りみたいだなと思いました。まあ上司が来たらすぐわかるみたいな下仕えの特技ですが。眠らないように毎回だじゃれ合戦みたいなのをしているのがいいです。