辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト」読了。
宝石商リチャードとアルバイト店員中田正義が宝石の謎に挑む第6弾です。これで第１部完了だそうです。またややこしそうな展開にと思ったら。何でストーカーが？そんなに仲良くなっていたのか。またそんな甘い言葉をと、もう確信犯ですね。まだ公務員は諦めていなかったのかとか。いい展開です。
夕方ベランダの睡蓮鉢を見ると睡蓮の葉がいっぱい出ていました。もうすぐ茂るのね、と見ていたら１つの葉がパタパタ動いていました。え、流れもないのにと見たらメダカ。開く前の睡蓮の葉と下の土と一緒のこげ茶色系。温かくなったので水面近くまで来ていたのね。かわええ。せっかくだからちょっとだけご飯あげよう。家の中に取りに行き少しパラパラ撒こうとしたら跳んで逃げました。何でや。つれない。
映画「バイプレイヤーズ -もしも100人の名脇役が映画を作ったら-」を見て来ました。
最初間違えて○滅の刃の劇場に入ったかと思いましたよ。これはグダグダ感が見どころです。テレビ東京だと思って見ていたのにあれTBSだったっけ、とわからなくなるところも。木村多江さんの表に出まひょうか、が素敵です。所長があの人でしたか。あの子犬は育ってもあの犬にはならないような。ちいさいおじさん、何だか見てみたいです。低予算なのか俳優さんがエフェクトしている。楽しいです。
ちょっと寂しいなと思ったニュースを。日本郵便が今年からかもめーるを発行しないことにしたそうです。うーん、毎年楽しみだったのに。絵が金魚の時と金額面が金魚のときは買っていました。くじ付きはなくなり代わりに「絵入りはがき」は発売されるようです。21年度は「ひまわり」と「ジンベイザメ」。今年は買わないな(おーい)。
溝口智子「五百津刺繍工房の日常」読了。
ファンタジー系で刺繍物ってたまにありますが日本刺繍って珍しいなと。日本刺繍ってとってもハードルが高いんです。まず絹糸をよるところから始まります。下地が西陣。失敗してダメになるくらいならこのまま使うわ、の世界です。しかし魅力あるのね。初版第２刷です。代々続く刺繍士の家系の亮子は左甚五郎みたいな女性です。リアルな動植物を仕上げると動き出す為有職紋様しか刺繍出来ません。ところがこの絵を刺繍してくれとリアルなネズミの注文が来て。またその刺繍工房が再開発地区のただなかで。
亮子がどうしていくのか、おばあちゃんはどうなるのか。そこが見どころです。刺繍はクロスステッチでも勘弁してくれですが、見るのは好きです。超絶技巧の宝庫。こぎん刺しとか目の保養です。つい人が縫っているのを忘れます。勝手に蔓がのびていく刺繍があってもいいよね。