アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

残り物~ウフィッツィ美術館

2016年02月05日 | ギャラリー


「マニフィカトの聖母」:ボッティチェリ

昨秋、イタリア・フィレンツェのウフィッツィ美術館を訪れ、所蔵されているボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」をはじめ、ルネッサンス期の名画のいくつかをご紹介してきた。

ただ、写真にしたたくさんの絵画の中で、表題や作者などの調べがつかないままになっていたものが残っているので、引き続きご紹介したい。

冒頭の「~聖母」は、開かれた書物に聖母マリアを称え誉める歌「マリア頌歌(マニフェカト)」が記されていることから作品の題名になったというボッティチェリの代表作のひとつである。

これは、フランチェスカ作の「ウルビーノ公爵夫婦の肖像」。
横顔を描いた古代ローマの肖像にヒントを得て制作されたという。2枚の絵を向かい合せて留め金で止め、本のように開いて鑑賞する。

バルミジャニーノ作「長い首の聖母」
マニエリスムの画家バルミジャニーノの代表作で、ねじれた人間像や屋外か屋内かわからないような不思議な空間を表現したルネッサンス後期の傑作。

目下、東京上野の東京都美術館で開催中の「ボッティチェリ展」が気になっている。予定が立たずまだ見ていないが、何とかせねばなるまい。

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