今回の「列島縦断かっ跳び新幹線の旅」のお泊りは、温泉旅館3泊、都市型ホテル3泊であった。
温泉旅館の内2泊は和室だったので、久しぶりに、畳に布団を敷いて休むことになり、何かとても懐かしい感じがした。
ただ、お客が食事に行っている留守に、スタフの方が部屋に入って布団を敷くのは「エェッ、そこまでやるの」という感じがした。
ツアー最終泊は、東京帝国ホテルがアサインされていた。
と言っても、本館ではなくタワー館の方である。
それにしても、さすが一流ホテルだけあって、宿泊設備としてのハードウエアは、何か理想的なしつらえになっていてさすがと思った。
例えば、バスタブへの給湯は信じがたいほどの勢いだし、逆に、空調はまったく音がしない。フロアスタンドやベッドサイドの照明も部屋の雰囲気によく馴染んでいる。周囲の物音もまったくしない。
しっかりしたノウハウがあって金をかければ、理想的な宿泊環境を構築できるという見本のように思った。
また、そこで働くスタッフはよく訓練されていて、特に、言葉遣いが「正調の日本語」だったことに大いに満足した。
例えば、レストランのウエイターに何かを依頼すると、必ず、「かしこまりました。ただ今、お持ちいたします」と丁寧な答えが返って来る。
接客商売なら当たり前のはずだが、昨今は、こうした正しい日本語での対応がなかなか得られないこともあり、いやに新鮮に響いた。
その意味でも、たまには、こうしたきちんとした設備とサービスを受けられるホテルを利用することも必要だと思った。
ただ、帰宅して値段を調べてみて驚いた。
31㎡のスタンダードツインだったのだが、1泊(2名で)53,460円。夕食はバイキングながら8,200円/人であった。