今年も、惜しい方々をたくさん亡くした。
以下は、エゾフクロウ版惜別録(敬称略)。
・1月5日、ピエール・ブーレーズ(90)~フランスの世界的指揮者。CBSソニーから出た「春の祭典」や「ペトルーシュカ」が忘れられない。
・3月5日、ニコラウス・アーノンクール(86)~オーストリアの指揮者・古楽演奏家。シューベルト「交響曲全集」などに親しんだ。
・5月5日、冨田勲(84)~シンセサイザー音楽で知られる作曲家。「展覧会の絵」や「惑星」など。映画、ドラマの付帯音楽で幅広く活躍。
・5月18日、伊藤ユミ(75)~歌手。双子デュオ「ザ・ピーナツ」姉妹の妹さん。「恋のバカンス」、「情熱の花」など一世を風靡した。
・7月7日、永六輔(83)~タレント・作家。「上を向いて歩こう」、「いい湯だな」などの作詞やラジオ番組で活躍。独特の語り口で人気。
・7月12日、大橋巨泉(82)~テレビ司会者。「11PM」や「クイズダービー」などで国民的人気を得た。
・7月26日、中村紘子(72)~ピアニスト。ショパンコンクールの審査員なども務め、「ピアニストという蛮族がいる」などの著作もある。
・7月31日、千代の富士(61)~第58代横綱。優勝31回、通算勝ち星1,045。筋肉質の身体から、ウルフの愛称で親しまれた。
・8月30日、ベラ・チャスラフスカ(74)~64年東京五輪で3つの金メダルを獲得。プラハの春でソ連の圧力とたたかう。
・9月25日、アーノルド・パーマー(87)~ゴルフ人気の楚を築いた米国のプロゴルファー。メジャー7勝。アーニー軍団という熱狂的サポーターがいた。
・10月20日、田部井淳子(77)~女性で初のエベレスト登頂を果たす。世界7大陸の最高峰制覇。
・10月22日、平幹二郎(82)~俳優。大河ドラマ「樅木は残った」での真迫の演技が記憶にある。シェークスピア演劇でも活躍。
・11月25日、フィデル・カストロ(90)~盟友チェ・ゲバラとともにキューバ革命を成し遂げる。経済封鎖の中、福祉と人材育成に尽くす。
イラストは、新聞(朝日)の「惜別」から借用しました。また、私製版作成に同記事を参考にしました。