今年も、良い本にめぐり合うことができ幸せでした。
目の不調は相変わらずですが、読書の楽しさに惹かれ読み進めることができました。
河崎秋子著「絞め殺しの樹」
一穂ミチ著「光のとこにいてね」
永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」
垣根涼介著「極楽征夷大将軍」(★★★)
澤田瞳子著「能楽ものがたり・稚児桜」
辻村深月著「鍵のない夢を見る」(★★)
北村薫著「鷺(さぎ)と雪」(★★★)
姫野カオルコ著「昭和の犬」(★★)
井上荒野著「切羽へ」
荻原浩著「海の見える理髪店」(★★★)
青山文平著「つまをめとらば」(★★★)
森村誠一著「人間の証明~21世紀版」
島本理生著「ファーストラヴ」
デフォー著・吉田健一訳「ロビンソン漂流記」
伊吹有喜著「雲を紡ぐ」(★★★)
佐藤正午著「月の満ち欠け」
藤沢周平著「江戸 おんな絵姿12景」(★★★)
砂原浩太朗著「高瀬庄左衛門御留書」(★★★)
川村元気著「神曲」
彩瀬まる著「新しい星」(★★★)
永井紗耶子著「女人入眼」(★★)
千早茜著「しろがねの葉」(★★★)
柳広司著「南風(まぜ)に乗る」
朝井まかて著「朝星夜星」(★★★)
井上ひさし著「十二人の手紙」(★★★)
伊坂幸太郎著「逆ソクラテス」
松竹伸幸著「シン・日本産党宣言」
佐藤究著「テスカトリポカ」
大島真寿美著「渦・妹背山婦女庭訓魂結び」(★★)
宮本輝著「よき時を思う」(★★★)
町田そのこ著「52ヘルツのクジラたち」
柚木裕子著「ミカエルの鼓動」
りぼん・ぷろじぇくと編「新・戦争のつくりかた」
窪美澄著「夜に星を放つ」(★★★)
米澤穂信著「黒牢城」
伊予原新著「八月の銀の雪」(★★★)
逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」(★★★)
凪良ゆう著「流浪の月」(★★)
今村翔吾著「じんかん」(★★★)
川越宗一著「熱源」(★★★)
千早茜著「透明な夜の香り」
馳星周著「少年と犬」(★★★)
今村翔吾著「恋大蛇」
林 民夫著「糸」
今村翔吾著「塞王の盾」(★★★)
朝倉かすみ著「にぎやかな落日」(★★)
サトラビ著・園田恵子訳「ペルセポリス I・ II」(★★)
村上春樹著「古くて素敵なクラシック・レコードたち」
朝井まかて著「白光」(★★★)
原田マハ著「丘の上の賢人」
原田マハ著「リボルバー」
以上、纏めると・・・。
①今年読んだのは、直木賞候補作、受賞作を中心に51冊。
やはり、受賞作の中には、思わず「うまい」と感嘆させられる作品がありました。その点で、
・馳星周著「少年と犬」
・北村薫著「鷺(さぎ)と雪」
・千早茜著「しろがねの葉」
などは、★★★+(プラス)の作品と思いました。
②時代を写す大作にも恵まれました。
・鎌倉幕府の瓦解から足利幕府成立までを描いた、垣根涼介著「極楽征夷大将軍」
・樺太アイヌの歴史に焦点を当てた、川越宗一著「熱源」
・スターリングラード攻防戦に材をとった、逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」
などは、背景となる歴史を学ぶ上でも貴重な作品です。
③大御所の作品も印象に残りました。
・宮本輝著「よき時を思う」
・井上ひさし著「十二人の手紙」
・藤沢周平著「江戸 おんな絵姿12景」
などですが、さすがだね~と感嘆しきりでした。
蛇足:料理のミュシェランよろしく、「お勧め度」は下記のように★の数で表しています。
・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本 → ★
仮に★三つの本なら、心地よい後読感に浸れること請け合います。