アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

ヒオウギスイセン

2014年08月31日 | 田舎暮らし
敷地の西側の林の中で、不思議な花が咲いている。



家内に訊くと、「ヒオウギスイセン(檜扇水仙)」だという。

何でも、4・5年前、近くのスキーセンターの広大な駐車場に沿って自生していたものを、1~2本もらって来て植えておいたのだという。

それが、この秋始めて花を付けた。

たぶん園芸種だと思うが、ネットで調べると、この他にも似たような「ヒオウギ」やら「ヒオウギアヤメ」やらいろいろあって、その違いすらよくわからない。
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初物

2014年08月30日 | 田舎暮らし
北国は、早や秋模様です。
秋と言えば、秋刀魚とキノコですね。

先週の(拙宅の)買い出し日に、いつものスーパーで生秋刀魚に出会いましたので、早速求めて帰り、この秋の初物を楽しみました。

値段は、中の大くらいのものが1尾200円でした。まだ十分あぶらがのっているという具合ではなく、そこそこの味でしたが、一昨日の買い出し日には、これが150円になり、あぶらもよく乗って大変美味しかったです。

一方、当地特産の天然「ラクヨウ茸」の初物も味わいました。



ちょっと盛りを過ぎている気のあるものでしたが、味は良く、これも美味しくいただきました。
このキノコは、これから雪が来る11月初旬まで、周囲の林で採ることができます。

以上、一足お先に秋の味覚のご報告でした。
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泥棒カラス

2014年08月29日 | 田舎暮らし
このところ、カラスに大玉トマトを突かれています。

本来なら、こんな具合になるはずなのですが~



今年は、たぶん餌となる昆虫などが少ないためか、兎に角、少し赤くなるとすぐ、カラスに食べられてしまいます。

たくさん実っているトマトの中から、赤く色付いたものだけ食べに来るということは、カラスには色彩感覚があるのでしょう。



ちなみに、同じ畑に植えてある唐ガラシの赤く色付いたものもつついています。この時は、さすがのカラスもびっくりしたでしょうね。

という訳で、今年は、完全に赤化しないまま、カラスと競争しながらトマトを収穫しています。

蛇足:これは、今朝の被害。まだ、少ししか赤くなっていないのに突いて落として食べています。


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コピペ首相の情けない姿

2014年08月28日 | ドラミング
過日の広島・長崎の平和式典で、コピペ挨拶と話題になった安倍首相だが、その後の被爆者との面談においても(被爆者の)訴えにも真摯に応えることをせず、被爆国のリーダーとしての資質に欠けることがはっきりしたという。

新聞(朝日)編集者が見たその日の首相像である。以下、26日の同紙から転載。


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生活感ただよう~北原亞以子著「恋情の果て」

2014年08月27日 | 読書三昧
直木賞作家で、昨年3月逝去された北原さんの作家生活を俯瞰する短編集。
1975年以来、2007年までに「小説宝石」に順次掲載された表題作を含む短編12編を収める。



物語~表題作:手と手を取り合って房州館山から江戸に駆け落ちしてきたおとせと三次。有り金を全部スリとられ、加えて公事師に騙された挙句に、誰一人知る人のいない街に放り出される。そして離れ離れになり、それぞれの10年を経てみれば・・・。

江戸庶民の生活感あふれる日常生活の中で、哀しくも愛おしい女性の生き方を追及した珠玉の短編集で、とても感心しながら読んだ。

この小説に登場する女性たちは、時代こそ違え、今も私たちの周囲に暮らし身近にしているだけに、時として身につまされるが納得性に富む。ご一読をお薦めします。(お勧め度:★★)
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北国ははや~秋模様

2014年08月26日 | 田舎暮らし
北から冷たい空気が入っているとかで、当地(ニセコ)の今朝の気温は11℃ほど。
寝巻のままベランダに出たら、思わず身震いしてしまいました。

お天気は快晴で、昨日までの雨天が信じがたいほどです。
抜けるような青空が高く広がっています。



すっかり秋模様ですが、これを知ってか草花も先を急ぎます。
これは、人の背丈以上にもなる「イタドリ」です。道の両側に群生して、今花盛りです。



このイタドリは雄雌があり、これは元気な雄花。



こちらは、下向きに咲く雌花ですが、やがて受粉して薄っぺらい種をたくさん付けます。



ミヤマシシウド(山ウド)の花も、何か芸術的な造形を見せながら咲き誇ります。

彼(彼女)らは、急速に深まる秋と追いかけっこをするように、子孫を残す営みを急ぎます。
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ガザでは今~

2014年08月25日 | つぶやき
イスラエルの無差別攻撃で、ガザでの死者は2千人を超えた。
また、唯一の発電所が破壊され、燃料や水の不足が人々を苦しめる。







真に実行性のある停戦が待たれる。
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山田洋次監督登場

2014年08月25日 | ドラミング
寅さんシリーズや藤沢周平3部作など、人気映画を世に送り出してきた山田洋次監督が、しんぶん赤旗8月24日号に登場。最近の世相について語っている。



ご精読いただければと思います。
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My Favorite Analog!~ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」

2014年08月24日 | 音楽三昧
夏の酷暑の時期、ベートーヴェンを聴くのはちょっとしんどいが、少し気温が下がって、朝夕など快適に過ごせるようになったので昨日は彼のP協1番を聴き、今朝は3番を聴いている。



この第3番は、オランダフィリップスが76年にリリースしたLPからデジタル録音したもの。
LP特有のなめらかな音調で、聴いていて気持ちが良い。

演奏は、ソリストがブレンデルで、ハイティンク指揮のロンドンフィルとのコラボだ。

昨日聴いた第1番もそうだが、ベートーヴェンの音楽は、構成がしっかりしていることと、主旋律のバリエーションが巧みで聴く側に緊張を強いることがない。

一方、音を出しているのは、この夏、新しく導入した英国製の小型スピーカーだ。



導入当初は、音が荒れていてどうなることかと心配したが、拙宅の環境にも慣れたようで、ようやく期待する音が出せるようになってきた。

13cm口径の小さなスピーカーなのだが、ブレンデルとハイティンク指揮のロンドンフィルの大きな演奏が、眼前に堂々と展開されるから驚く。

しばらくは、この小さな巨人に付き合いながら、クラシック音楽に耳を傾けたいと思っている。
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よく出来てはいるが~葉室麟著「さわらびの譜」

2014年08月23日 | 読書三昧
直木賞作家、葉室さんの近作「さわらびの譜」を読んだ。「本の旅人」12年7月~13年3月連載、265頁。



物語~有川家の長女「伊也」は、父から日置流雪荷派弓術を仕込まれ、今や藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前となり「弓矢小町」と呼ばれていた。しかし、藩内の派閥抗争から大和派の清四郎と相対せねばならなくなる・・・。

よく出来た物語だが、やはり読了後の感動は薄い。

何故か考えてみると、話が都合よく出来すぎていて現実味に乏しいのだ。つまり、いかにも作り物といった印象をうける。

初めに筋書ありき、だけでは、読者を納得させることはできまい。

「蜩ノ記」で直木賞を得た当初、「藤沢周平の再来か」と騒がれた時期もあったが、残念ながらこの評は当たらなかったようだ。
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