アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

変化

2015年07月31日 | 音楽三昧

F社製ハイエンドスピーカーケーブル

 

拙宅のオーディオに変化があった。

ここに引っ越してから、スピーカーもアンプも新しいブランドを導入したのだが、その間をつなぐスピーカーケーブルは、以前のものをそのまま使っていた。

以前のシステムは、片側3ヶのスピーカーをそれぞれ別のアンプで駆動する、いわゆるマルチチャンネルシステムだったから、それぞれのケーブルは、ほどほどの物で良かった。

ところが、現行のスピーカーは左右それぞれ4ヶのユニットで構成されているが、音楽信号の入口はひとつしかない。

つまり、すべての音楽信号がひとつの入り口に集中するので、それを伝送するケーブルも相応の性能を持つものでなければならない。

果たして、そんなケーブルがあるのか、また、どのメーカーのどのブランドの物が良いのか? この4ヶ月ほど、いろいろ探してみたが、これと言った製品が見つからない。

どうしたものかと困っていたところ、あるメーカーが試聴品を貸し出すというので借りて聴いてみて驚いた。

一聴するに、音の品格が格段に良くなるのだ。 特に、その粛清感、つまり、バックグラウンドの静かさがまるで違っている。

この結果、いままで聴こえなかった音が聴こえるし、また、音の輪郭が整い且つ、心地よいハーモニーを形づくるから、音楽が生き生きして聴いていてとても楽しい。

1セット20万円は少々痛かったが、これを購入し設置した。 

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次代を担う~SEALDs

2015年07月30日 | ギャラリー

安保法制(戦争法案)の参院審議がはじまった。

しかし、委員会での初日、二日の質疑を聴くかぎり、衆院での審議同様、政府・与党の答弁は核心を欠き(わざとそうしているようで)、このままでは、小生らの理解は深まるどころか、「こんなダメ法案は廃案以外にない」との思いが強まるばかりだ。

このような中、本案に反対する人々が連日、国会を取り巻いているが、中でも、大学生を中心としたSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の活動がめざましい。

24日、衆院での強行採決に抗議する国会周辺の7万人を越す集会で、SEALDsの芝田万奈さん(大学3年生)が行ったスピーチをご紹介しよう。

 

大きな記事がこちらにあります。(しんぶん赤旗26日号から転載)

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商業主義の蔓延

2015年07月29日 | ギャラリー

今度の西安旅行で気になったのは、中国内陸部でも極端な商業主義が蔓延しているように思えたことである。つまり、どこへ行っても、何にしても、「カネ、カネ、カネ」なのである。

典型的な例をあげると、

神社仏閣の見学においては、日本語を話す案内人がいて、施設の故事来歴やエピソードなどを丁寧に説明してくれるのはいいが、見返りとして、土産物の展示室に案内され、偽物まがいの掛軸や色紙などの購入を勧められることである。

例えば、「一期一会」と揮ごうされた色紙が、青龍寺では、所縁の「空海」の落款(署名)入りだが、慈恩寺では、同じ色紙が(同寺所縁の)「玄蔵」の落款で販売されているのだ。

つまり、その掛軸や色紙が本物かどうかは問題でなく、要は、売れさえすれば落款などどうでも良い(本物か偽物かは問わない)ということのようだ。

また、ツアーコンが、「翡翠」のブローチなどを販売しているマーケットに案内するというので行ってみると、そこは「地質学研究所」であった。

れっきとした(地質学の)学術研究所なのだが、研究の過程で出土した翡翠を鑑定・加工して、鑑定書とともに展示室に陳列・展示し(高い値を付け)販売している。

ここでは、むしろ個々に鑑定書を付けること(で偽物でないこと)を売りにしているのだ。それだけ偽物が多いということだろう。

という具合で、白衣をまとった研究者が、日曜出勤をして土産物を売る姿に違和感を覚えたのは小生だけではあるまい。巷間伝え聞く極端な商業主義が、古都の西安までも蝕んでいるように見受けられ悲しかった。

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ヘロヘロゴルフ

2015年07月28日 | アーバンライフ

昨日、炎天下でゴルフをした。

予報は曇りで、気温も23℃とのことであったが、実際には、スタート(午前8時)してすぐに晴天となり、気温も26~7℃に上がったようだった。

加えて、前日までの雨の影響でコースは濡れているから、湿度も上がってまるで蒸し風呂の中でプレイしているようであった。

という訳で、出だしは順調だったが、次第にヘロヘロモードになり、結果、ボールはあちこちに飛び、追いかけまわすのに苦労してしまった。

「今どき炎天下でゴルフなんて、内地の人に聞かれたら叱られそう」とは家内の弁。それにしても暑かった。顔も腕も日焼けで真っ赤になってしまった。

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さあ、第二ラウンドへ~戦争法案審議

2015年07月27日 | ドラミング

政府与党が合憲と強弁しつつ、衆院を通過させた安保法制案(戦争法案)は、今日から参院での審議が始まる。

第二ラウンドである。
安倍首相や与党が国民に対し、いくら「丁寧に説明する」と言っても、衆院における審議を通じて違憲性がますます明らかとなって、理解が深まるどころか、反対の世論が強まるばかりだ。

違憲なものはどう説明したところで違憲で、その論点の貧困さから、ますます国民の理解を遠ざけ、不安ばかりが先行する結果となっている。

例えば、過日、首相がお手製の模型を持ち出して(TVで)「隣家火事論」を展開してはみたが、例えの悪さも手伝って大方の顰蹙を買ってしまった。

また、「徴兵制はない」といくら力説してみても、いつまた「解釈変更」によって(徴兵制が)敷かれるやも知れぬ。

こうした国民の疑問にこたえ、この法案の持つ危険性をさらに明らかにして欲しい。

この間、新聞(朝日)に掲載された読者の投書をご紹介しよう。


この投書を拝見するかぎり、国民の方がこの法案の本質をきちんと見抜いているということだ。

加えて、同紙の社説も傾聴に値する。

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あじさい通り

2015年07月26日 | アーバンライフ

蝦夷梅雨の深い森に迷い込んだようで、この2・3日、雨が降り続いている。

拙宅から線路を挟んで向かい側に、「あじさい通り」がある。
幹線道路までのたかだか200mほどの通りだが、今はあじさいが満開だ。

この花だけは、雨が似合うから不思議だ。

それにしても、この風情ある眺めを電気柵で守らんとして大きな事故が起こってしまった。電気の知識が少しでもあれば、あんな杜撰な通電はしなかったはずで、残念でならない。

この通りから駅(JR北広島駅)の方へ散歩に出かけたら、素敵な庭のあるお宅がいくつかあり、ガーデンウオッチングをさせていただいた。

駅前にはこんな看板が出ていた。昨日までのイベントだったようだが、2日間とも雨でしたね。

これは、駅のエレベーター。まるでロケットのようだ。

朝の散歩には、いろいろな発見があって面白い。

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傑作~吉村昭著「ニコライ遭難」

2015年07月25日 | 読書三昧

明治24年(1891年)に発生したロシア皇太子傷害事件を、当時の世相を含め活写した吉村歴史文学の傑作。93年岩波書店版360頁の大作である。

 

当時の超大国、帝政ロシアの皇太子が滋賀県大津で観光中、警備の巡査に襲われて頭部を負傷するという大事件が発生する。

極東進出を伺う軍事大国ロシアと、近代化の緒についたばかりの日本の国力を考えると、この事件は未曽有の国難であった。

国賓として来日した皇太子ニコライへの官民を挙げての歓待ぶり、犯人津田三蔵の処分を巡る政界と司法との軋轢、津田の死の実態などを活写した歴史長編である。

特に、安保法制の違憲性が問題となっている昨今、犯人の処罰をめぐって、ロシアの報復を恐れ極刑(死刑)にすべしと圧力をかける政府に屈せず、法の下での処罰(無期)を貫き通した当時の法曹界の頑張りに共感するものがあった。

蛇足:大津市のHP「キッズのページ」に次のような記載がある。

大津事件~今から100年ちょっと前の明治24年(1891)5月11日、当時、超大国だったロシアのニコライ皇太子が日本観光の途中、大津に立ち寄りました。そのとき、警備中の巡査・津田三蔵が、持っていたサーベルで皇太子に切りつけたのです。

日本政府は、ロシアが攻めてくるのではないかと考え、その頃の法律を無視して、犯人の津田を死刑にしようとしました。しかし法律をまもる立場のトップにあった児島惟謙は強く反対し、その意見が通りました。事件現場の京町通には、それを示す小さな石碑が建っています。

蛇足2:この事件から3年半後、ロシア皇帝アレクサンドル3世の死去に伴い、ニコライ皇太子が即位しニコライ2世となった。

明治28年、日清戦争に勝利した日本は、台湾を割譲させたが遼東半島については、ロシアを含む三国干渉により断念せざるを得なかった。こうして中国東北部において、日本とロシアが激突する日露戦争が勃発する。

一方、ニコライ2世は、1917年のソビエト革命により拘束され、翌年、革命政府により家族ととともに射殺され、激動の生涯を閉じる。 

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ようやく

2015年07月24日 | アーバンライフ

市民菜園の夏野菜の生育がようやく本格化して来た。

これは人参ですが、ニセコに住んでいた時は、この時期こんなに大きく育ちませんでした。

やはり、海抜300mを越えるリゾート地とは大分違うようです。

また、奥に見えるのは枝豆ですが、これも少し遅れていますが、順調に育っています。いつごろ収穫できるかはっきりしませんが、おいしい枝豆になることを期待しています。

キュウリは、本格的な収穫期を迎えています。
3~4日毎に菜園に出向いていますが、その間、十分賄うことができます。他の野菜も本格化して全部自家製で賄えればと思っています。 

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ますます悪相になって来た

2015年07月23日 | ギャラリー
安保法制を牽引する高村副総裁(自民党)の顔がさえない。
むしろ、日増しに険しい悪相になっていると言ってよい。

無理もない。

彼が合憲の根拠として持ち出した「砂川判決」が、国会審議や憲法学者の指摘で根拠となりえないことが明白となり、結果、最近では、不合理でもやる、と強弁せざるを得なくなっているからだ。

加えて、同氏や公明党の旗振り役である北側副代表がそろって弁護士資格を持つというから驚く。

彼らが合憲性を主張するに対し、どうしてすべの弁護士会がこぞって同法を違憲と断じ、反対運動を展開するのか。(小生は過日、北海道弁護士会主催の反対集会に参加して来た)

弁護士と言えば、法の番人であり、且つ、弱い者の味方というイメージだが、いざ、権力を握ると上記のように変節し、無理難題を国民に押し付けるのだから悪相になって当然だ。

それに引き換え、この人の顔を見てほしい。
御年95歳とのことだが、張りのある顔艶、するどい目つき。



あの「アベ政治を許さない」と揮ごうした俳人の金子兜太さんだ。
今の戦争法案の帰趨も結局、世論が決めることになると。(大きな記事はこちらにあります。しんぶん赤旗日曜版7月26日号から転載)
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映画「アリスのままで」

2015年07月22日 | ギャラリー


昨日、札幌で映画「アリスのままで」を見た。

アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが若年性アルツハイマー症を発症した大学教授を熱演した感動作。

ストーリー

50歳のアリスは、学生に人気のあるコロンビア大学の言語学教授である。
ある日、講演の最中に、キーワードを思い出せずつまづくが、「昨夜、シャンペンを飲みすぎたかな?」などと冗談を言ってその場を切り抜ける。

しかし、忘れ物が多くなる、自分がどこに居るのかわからなくなるなどの症状が顕著になり、神経科を受診すると「若年性アルツハイマー症」と宣告される。しかも遺伝性で、将来、子供たちにも100%発症すると言われ慄然とする・・・。

最後には、自分の名前すらも思い出せなくなるが、アリスが生き、愛した証は消えることはない。与えらえた人生の瞬間、瞬間を精一杯に生きることの尊さを教えられる。

観客は、大半が年配の女性であった。
小生などもそうだが、現実の生活とオーバーラップする思いもあって、深く考えさせられる一遍であった。(写真は、映画のHPから作成しました)
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