アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

錆びついた体内時計

2018年04月30日 | ギャラリー

加齢に伴う対応力の低下からか、旅行から帰って生活パターンが元に戻らない。

昨日は午前3時に目覚め、その後眠れそうもないので起き出してブログを書いたりした。結局、昼食後午後6時過ぎまで寝て睡眠不足を補った。

ところで、今回の旅行だが、大型連休前の閑散期に廉価版のツアーにビジネスクラスを組み合わせた企画で、(54万円ほどなら)お買い得かと思ったのだが・・・。

世の中そう甘くはなく、食事代7食分は自費だし、オプショナルツアーが3つ(4万円)と成田へのアクセスを加えると、プレミアムツアーと大差ない金額になってしまった。

旅程は下図の通りで、成田からデュッセルドルフに飛び、そこからケルンに1泊、以後、ベルギーのモダーブを経てブリュッセルに2泊し、近郊のアントワープなどを訪れた。

その後、ブルージュに1泊してオランダに入り、デルフトでフェルメールセンターを訪れた後、ハーグで「デルフトの眺望」などを見てロッテルダムに2泊。

続いてアムステルダムに2泊してチューリップ公園や畑を見た後、運河観光などをして往路同様デュッセルから成田経由で帰宅した。

この間、いろいろな思いをしたが、それらは追々記していきたい。

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本気度示した南北サミット

2018年04月30日 | ドラミング

南北朝鮮の首脳とこれを後押しする米中首脳の「平和」への本気度が明らかとなった今回のサミット。

ひとり我が国の首相のみが蚊帳の外に置かれ、その恥ずかしい姿を世界に晒すこととなった。

旅行中も、アベ訪米を含めCNNやBBCなどがこれらをどう伝えるか見ていたが、日本外交の地盤沈下は救いがたいと思った。

これは、当日の米国ABC放送が伝えた花束贈呈後の子供たちとの記念撮影。

 

昨日の新聞(朝日)に掲載された寺田さんの投書は、私たち庶民の思いを代表していると思った。


気になる「つぶやき」もご紹介してみよう。BBCのそれは、9百万回も再生されている。

他方、この間セクハラ問題では新しい動きがあった。

世の中捨てたもんじゃないとの実感を強くした日々であった。

蛇足:今朝のABCは、先に北朝鮮を訪問してサミットを後押ししたサウジ訪問中のポンペオ(新)国務長官へのインタビューを放送した。同氏は、以前とは異なるやり方で結果を出すと強調した。

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ルーベンスのキリスト3部作@聖母大聖堂(アントワープ)

2018年04月29日 | ギャラリー

ベルギーの首都ブリュッセルの北45kmに位置する美しい港町アントワープ。

英国人作家ウィーダの児童文学作品「フランダースの犬」の舞台として(私たち日本人には)記憶されています。ただ、現地では、この物語はあまり知られていないそうです。

市の中央部には、欧州随一の美しい尖塔を持つ聖母(ノートルダム)大聖堂があります。

礼拝堂の大きな写真はこちらにあります。

そして、あの少年ネロが、クリスマスの夜にようやく見ることができたというルーベンスの「キリスト降架」などが展示されています。

磔刑にされたキリストの亡骸を十字架から降ろす場面を描いた三連祭壇画で、縦4.2mx幅6.2mの大作です。

他に、3部作を構成する「キリスト昇架」と「キリストの復活」があります。

加えて、礼拝堂の正面には、「聖母被昇天」が掲げられています。

また、四方の壁に埋め込まれたステンドグラスは、数々の物語とともに礼拝堂の雰囲気を盛り上げています。

このルーベンスの超大作を親しく目にすることができたのも、今回のツアーの成果でした。

おまけ。聖母大聖堂の尖塔を別の角度から~。

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フェルメール「デルフトの眺望」@マウリッツハイス美術館

2018年04月28日 | ギャラリー

今回の旅行の目的のひとつは、フェルメールの「デルフトの眺望」を見ることでした。

フェルメールの2点しかない風景画の内の1点で、とても評価の高い作品です。ハーグ(オランダ)のマウリッツハイス美術館に展示されています。

フェルメールの作品は、「真珠の耳飾りをした少女」をはじめ、「牛乳を注ぐ女」など10数点を拝見していますが、この「・・眺望」は、他に貸し出すことはないとかで、これまで見る機会がありませんでした。

今回、念願かなって拝見することができとても満足でした。


この美術館には、この他、あの有名な「真珠の耳飾りをした少女」も展示されています。


今回は、これらの名画を、静かな環境で親しく鑑賞するという幸運にも恵まれました。つまり、閉館後、私たちのツアーだけが入館するかたち(他の閲覧者がいないなか)で見ることができたのです。

他に、この美術館では、ルーベンスの「聖母被昇天」や、レンブラントの「自画像」や「デュルフ博士の解剖学講義」などを見ることができました。

蛇足:フェルメールの絵画については、朽木ゆり子さんの「フェルメール全点走破の旅」がお勧めです。

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キューケンホフ公園@オランダ

2018年04月27日 | ギャラリー

17日から10日間、ドイツ、ベルギーとオランダを旅して来ました。

久し振りの欧州旅行でしたが、天候と旅友に恵まれ、新緑と美しい花々、フェルメールやレンブラントの絵画を楽しんで来ました。

取り敢えず、キューケンホフ公園のチューリップをご紹介してみようと思います。

この公園はアムステルダムの郊外にあって、元伯爵夫人の所有地(32ha)に、オランダ農業の柱でもあるチューリップの球根栽培と輸出のためのショーウインドウとして、花業者がそれぞれ自慢の花々を持ちより咲かせているところです。こちらに大きな写真があります。

ただ、日本の桜にも似て花の寿命は短く、今の次期以外、見事な花を愛でることは難しいようです。
その点、小生らはとても恵まれていました。(大きな写真

そのためもあってものすごい人出で、一見、花を見に行ったのか人を見に行ったのかわからないくらいの縁日状態でした。

園内には、試験栽培中の貴重な品種や、チューリップ以外の花々も展示されています。

公園の周囲には、実際に球根栽培をしている畑があり、これを水車の展望デッキから望むことができます。

いずれにせよ、一見に値するオランダの花のショーウインドウでした。

詳しくは続編に譲りたいと思います。

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驚愕~伊藤千尋著「凛とした小国」

2018年04月16日 | 読書三昧

日本とともに、憲法に「軍隊を保持しない」と記した中米の小国、コスタリカ。

北海道の6割ほどの国土に500万人が暮らす平和で豊かな国だ。
世界幸福度調査では13位に位置し、発展途上国では断トツの1位である。ちなみに、日本は54位である。

1948年の内戦を経て、1949年日本に次いで憲法第12条に「常設的機関としての軍隊は禁止する」との条文を記し、平和国家の道を歩みはじめた。

「兵士の数ほど教師を」のスローガンのもと、教育に力を注ぐ。教育予算がGDPの8%(日本の約2倍)というから驚く。

また、環境先進国でもあり、発電は100%自然エネルギー(水力76%、地熱12%、風力4%など)で、化石燃料による発電は行っていない。

平和主義、人権尊重、環境立国が国是という。
同じ武力を持たないと詠う憲法を持つ国でありながら、こうも実態の異なる国が同じ地球上に存在することに驚愕する。

コスタリカでは、「日本とともにノーベル平和賞を!」という国会決議も行っているという。一度、訪れてみたい気がしてきた。

本書では、同国に加えキューバ、ウズベキスタンやミャンマーについても詳述されている。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

蛇足:昨年7月7日、122ヶの国・地域の賛成で採択された「核兵器禁止条約」の交渉をリードしたのもコスタリカ出身のエレン・ホワイト議長(女性)でした。

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信なくば立たず~崩壊域へ

2018年04月16日 | ドラミング

週末に、マスコミ各社が行った世論調査でアベ政権の支持率が漸減し、いよいよ20%台の崩壊域に突入した。

また、愛媛県職員が作成した「柳瀬首相秘書官との面談メモ」を信用するか否かについては、70%近い国民が信用できると答えた。

”ウソ”をついているのは誰か、(国会は)検証する責任を負っている。

こうした国民の怒りは、週末に行われた各地での抗議集会にも、予想をはるかに超える人々が参集したことにも表れている。

国会前には都合5万人が集まり、遂に警護柵が決壊した。

地元、札幌でも・・・。

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新着ドーナツ~シャイーの「ストラヴィンスキー”春の祭典”」

2018年04月15日 | 音楽三昧

昨年、ルツェルン(スイス)音楽祭におけるリッカルド・シャイー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団 による”オールストラヴィンスキープログラム”。



収録曲

 ・葬送の歌 Op5
 ・花火 Op4
 ・幻想的スケルツォ Op3
 ・組曲「牧神と羊飼いの娘」 Op2
 ・バレエ音楽「春の祭典」

冒頭の「葬送の歌」は、106年振りに楽譜が見つかったとかで、これが世界初録音の由。
4曲目の「牧神と羊飼いの娘」のソリスト(メゾソプラノ)は、ゾフィー・コッシュ嬢。

勿論、中心は「春の祭典」。
ライヴ録音の割にはよく録れていると思った。

少々、引き気味の音場なのだが、それがかえって演奏会の雰囲気をよく伝えている。

久し振りに、シャイーのダイナミックでスケールの大きい演奏を楽しんだ。

Universal Music:UCCD-1460 [SHM-CD]

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茶の効用について

2018年04月14日 | アーバンライフ

医師の帯津良一氏が「週間朝日」に連載している貝原益軒の「養生訓」。
今回は、「茶の効用」について。

今では、渋み成分が持つカテキンがポリフェノールの一種で、抗酸化作用や発がん抑制、動脈硬化予防、脂肪代謝異常の抑制などの効用があるとされています。

しかし、益軒は効用ばかりでなく、「お茶は性が冷であって気を下し、眠りをさます」としました。功罪半ばするということでしょうか。

拙宅では、午前に紅茶かコーヒー、午後には緑茶(抹茶)を常用しています。

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会食・ゴルフ~首相と加計氏

2018年04月13日 | ドラミング

加計学園獣医学部認可疑惑。

首相秘書官が官邸で愛媛県職員と面談していたとの記録が出て、首相の関与が裏付けられたかたちになっているが、これらを整理した一覧が今朝のしんぶん赤旗に載った。

これを追ってみると、首相と加計氏との会食・ゴルフが、本件の推移とダブっていることがわかる。

2017年1月20日になってはじめて加計学園の申請を知ったとする首相の答弁が、いかに為にするものであるかがわかる。

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