毎年年末に、その年に読んだ本のリストを作成して反省の糧にしてる。
コロナ禍の今年、外出自粛と巣ごもりで大半の日時を費やした割には、読了した本の数は伸びなかった。
マーティン・ファクラー著「吠えない犬」(お勧め度:★★)
司馬遼太郎著「短編全集①」
宮本輝著「灯台からの響き」(★★★)

司馬遼太郎著「短編全集③」
しんぶん赤旗日曜版編集部著「赤旗スクープは、こうして生まれた!」
三浦英之著「白い土地~ルポ 福島”帰還困難区域”とその周辺」(★★★)
司馬遼太郎著「短編全集②」
朝井まかて著「輪舞曲(ロンド)」
司馬遼太郎著「項羽と劉邦(上中下)」
司馬遼太郎著「短編全集④」
高山羽根子著「首里の馬」
長尾和宏著「病気の9割は、歩くだけで治る」
司馬遼太郎著「短編全集⑥」
司馬遼太郎著「短編全集⑤」
司馬遼太郎著「短編全集⑦」
柳 広司著「風神雷神」(★★)
朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」
加賀乙彦著「わたしの芭蕉」
恩田陸著「蜜蜂と遠雷」(★★★)
ビアス著・小川高義訳「アウルクリーク橋の出来事/豹の眼」
赤川次郎・他著「1日10分のごほうび」
司馬遼太郎著「短編全集⑧」
籠池泰典・赤澤竜也著「国策不捜査~森友事件の全貌」
司馬遼太郎著「短編全集⑨」
毎日新聞取材班著「汚れた桜」
司馬遼太郎著「短編全集⑩」
角川学芸出版編「俳句歳時記」
司馬遼太郎著「短編全集⑪」(★★)
原田マハ著「風神雷神(上下)」(★★★)
山本太郎著「”消費税ゼロ”で日本は蘇る」
司馬遼太郎著「短編全集⑫」(★★)
向田邦子著「海苔と卵と朝めし」
夏井いつき著「365日季語手帖」
特長をいくつか挙げてみると・・・。
①今年読んだ本は33冊。昨年は37冊だったから、また一段と読書量が落ちた。原因は、加齢による目の不自由さである。最近は、読み始めて30分もすると、目がウルウルとしてきてそれ以上続けられない。改善の見込みなく読書量は減る一方だ。10年前のリスト。
②今年も何冊か、読書の楽しさを満喫する本に出合えたことは幸いだった。宮本輝氏の「灯台からの響き」、恩田陸著「蜜蜂と遠雷」や原田マハ著「風神雷神(上下)」など。物語に引き込まれ、目の不自由さも気にならず、「読書っていいな」と思いつつ読み進めた。
③昨年末、司馬遼太郎氏の「街道を行く」を何冊か読み、同氏の博学振り、独特の文体(いわゆる司馬節)に魅せられ、今年は、短編全集12巻(6,485頁)と「項羽と劉邦」(3巻)を読んだ。短編全集で印象に残ったのは、連作「豊臣家の人々」と「新選組血風録」。前者は、今太閤となった秀吉の苦労が偲ばれる佳作集。後者は、粛清・暗殺日記で読んでいて楽しくはない。
④他方、ダメなアベ政権にまつわる不祥事を世に出したしんぶん赤旗の快挙を報じるドキュメントものなども読んだ。こうした本が世を騒がせる悪政は今年かぎりにして欲しいものだ。
蛇足:料理のミュシェランよろしく、「お勧め度」は下記のように★の数で表しています。
・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本 → ★
仮に★三つ以上の本なら、心地よい後読感に浸れること請け合います。
蛇足2:家内に「何冊?」と尋ねたら「私、98冊」との答え。今年も恐れ入りやした。