アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

サー・アンドラーシュ・シフ:ピアノリサイタル

2022年10月31日 | 音楽三昧


29日午後、札幌Kitaraで掲題のピアノリサイタルを聴いた。

演奏曲目は、当日シフ氏が決めるとかで、何が演奏されるのがわからないままのスタート。

ただ、冒頭、バッハのゴルドベルグ変奏曲の「アリア」が出て、このリサイタルの性格がわかったような気がした。

つまり、曲目が半年も1年も前に決まっていて、演奏者はその日、気分が乗っても乗らなくてもそれを演奏するなど(その演奏は)本物とは言えない。

厳密に言えば、演奏会当日の(演奏者の)体調や気分、楽器の調子や会場の音響性能や雰囲気によって、演奏それ自体が左右されることから、その日、あらゆる点でベストな曲を決め演奏するという(シフ氏の)主張にもとづく。

そうであってこそ、演奏者も聴衆も納得の行く演奏会になると言う。

結果、今回演奏された曲目は下記の通り。

【前半】
J.S.バッハ  :ゴルトベルク変奏曲 BWV988より アリア
        「音楽の捧げもの」BWV1079より 3声のリチェルカーレ
モーツァルト :幻想曲 ハ短調 K.475
J.S.バッハ   :フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
モーツァルト :アイネ・クライネ・ジーグ K.574
J.S.バッハ   :平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV869
モーツァルト :アダージョ ロ短調 K.540
        ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 K.576

【後半】
ハイドン   :ピアノ・ソナタ ト短調 Hob.ⅩⅥ-44
ベートーヴェン:6つのバガテル 作品126
        ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110

【アンコール】
J.S.バッハ   :平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846

如何にも盛り沢山のプログラムだが、曲間には、マエストロによる解説があったから、都合3時間半に及ぶハードな演奏会となった。

会場は大ホールでチケットは完売。
満員の盛況の中、とてもエキサイティングなリサイタルであった。曲目リストは、Kitaraクラブからご提供を受けました。

 

 

 

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秋刀魚を食べた

2022年10月30日 | アーバンライフ

 

今年も秋刀魚は不漁のようである。
過日のニュースでは、史上最低の漁獲量だった昨年のそれを下回っていると伝えていたから、よほど獲れないらしい。

そのためか、行きつけのコープでも生の秋刀魚を売り出している日は少ないのだが、先日の買い出しの際、たまたま目にしたので買ってみた。(128円/尾)

サイズはそこそこ大きいのだが、何せダイエット秋刀魚で何とも頼りない。妻は、「さより秋刀魚」などと揶揄している。

それでも、昨夜の秋刀魚は、焼いて大根おろしとともに食べたのだが、とても美味しかった。

「あぁ、この味ね」と言いながら、味も匂いも秋刀魚のそれを楽しんだ。
ただ、もう少し脂ののった太っちょの秋刀魚を食べてみたいと思った。写真は、ネットから拝借しました。

 

 

 

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遠い道のり

2022年10月29日 | ドラミング

 

先に、米国バイデン政権による奨学金返済免除政策が始動した旨お伝えしたが、今週発売の「AERA」誌が本邦に於ける悲惨な実態をレポートしている。

国内には、貸与型奨学金を借りている人が116万人ほどおり、中には20年以上に渡り返済を続けなければならない人もいるという。

人生の途上では、種々の要因で返済不能に至るケースもあり、この場合、連帯保証人あるいは、保証人に迷惑がかかることから窮地に陥ることになる。

写真は、412万円の奨学金の返済に240ヶ月(20年)かかるという25歳の女性のケースで、健康を損ね一時は自死をも考えたという。(本人死亡の場合、返済免除となる)

 

 

こうした不幸な事例をなくすために、バイデン政権が行ったような具体的な援助の手を(政治が)差し伸べる必要がある。上図は、「AERA」誌10月31日号から転載しました。

 

 

 

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美味しい干し柿ができました

2022年10月28日 | アーバンライフ

 

ご近所の方からいただいた渋柿を使って作った干し柿。

2週間の時を経て、美味しく出来上がりました。

周囲はほどほどに硬く噛み応えがあり、中はジューシーで甘みが強く(手前味噌ながら)本当に美味しいと思いました。

トリセツには「仕上がりまで3週間」と記載されていたので、少し早過ぎるかなと思いましたが、試しに食べてみたらよくできていたので良しとしました。

このところ寒暖差が大きく、また湿度も低かったので、早めに仕上がったのではと思っています。

これでしばらくは、お茶の時間が楽しみです。

 

 

 

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何でもランキング~雑誌を買って読みますか?

2022年10月27日 | ギャラリー

過日の新聞(朝日)雑学版に掲載された何でもランキング。

その際のお題は・・・。

 

 

結果を拝見してふむふむと思った。具体的には、まぁ、そんなもんだろうなという感想である。

ひと頃に比べると、雑誌の持つ意味や期待感といったものが気薄になっていることは確かである。

小生は「dマガジン」をサブスク(440円/月)しているが、主要紙、例えば「週刊文春」や「週刊新潮」に加え経済各誌などは、主要記事が隠され閲覧できない。

つまり、「1,000誌以上読み放題」という”看板には偽りあり”だが、「週刊朝日」や「サンデー毎日」に加え、「山と渓谷」などいくつかの趣味系雑誌は、全部の記事が読めるので良しとしている。

拙宅で購入している雑誌は、

①「暮らしの手帖」・・・良質で等身大の暮らしに感心しながら眺める。

②「週刊金曜日」・・・幅広い社会的課題をリベラルな視点で報道・解説する編集方針に共感しつつ読む。

③「ステレオサウンド」・・・最新のオーディオ事情や機器のカタログとして・・・。

などである。

 

 

 

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古き良き時代の

2022年10月26日 | 音楽三昧

 

過日、隣町在住の音狂い爺さん来訪。

久しぶりにオーディオ談議に花を咲かせたが、その際、何でも1920年代に米国で生産されたというスピーカーケーブルを持参したので、現行品(1950年代品)とり替えて試聴してみた。

同じ会社(ウエスタンエレクトリック社)の製品なので、音の傾向は似ているが、より解像度の高い音になった。(何故、年代を遡ると音が良くなるのかはわかっていない)

という訳で、そのケーブルを販売先から取り寄せてもらい制作したのが上記写真である。

ケーブルは、直径0.51mmの(ごく普通の)銅線を二重の綿糸で被覆したもので、長さは、最も能率が良くなる3.3mである。(右側に写っている短いケーブルは、スピーカー端子間を接続するもの)

まだエージングが十分でないので本領を発揮すには至っていないが、何か一皮むけたような音がして悦に入っている。

蛇足:1920年代は、米国でトーキー映画が普及し始めた時期で、劇場用としてこの種のケーブルの需要が急拡大した。

 

 

 

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寒い朝

2022年10月25日 | アーバンライフ

 

今朝の拙宅周辺の様子である。

快晴で気温が下がり、ベランダに出たら思わず身震いした。

散歩に出ていた妻が、「今朝も寒いよ」と言いながら戻って来た。

今朝は温度計を見なかったが、昨朝0.1℃だったので、たぶんそれくらいだろうとのこと。

小生の夕方の散歩の際、多くはないが「雪虫」が飛んでいたので、いつ雪が来てもおかしくないと思った。

勿論、各峠道はすでに雪に見舞われている。

当地(札幌郊外)も、冬に向かってまっしぐらという感じである。

 

 

 

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立つ瀬がない

2022年10月24日 | ドラミング

 

物価の値上がりが止まりません。

食料品を始め、外食、ガス、灯油、医療費や各種サービスなど幅広い分野に及び、毎日の暮らしを脅かしています。

日銀の調査でも、半年前に比べ「かなり上がった」との回答が2倍以上になっています。

他方、政府の補助金で見えにくくなっているガソリンや小麦粉、飼料等の値上がりも、円安の進行とともに深刻です。

年明けには、電気料金の大幅な値上げも予定されています。

何か、外堀がどんどん埋められて行く感じで、これでは立つ瀬がありません。記事は、22日付けしんぶん赤旗から転載しました。

 

 

 

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My Favorite Analog~マゼール「R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

2022年10月23日 | 音楽三昧

 

1979年当時、SONYが開発したPCM録音機を初めて使って録音された記念碑的アルバム。

制作過程で、ノイズレスの状態から突然音が出て来ることにスタフが驚いたという(PCM録音機の特長を物語る)エピソードが(インナーノーツに)記されていて微笑ましい。

その鮮度の高い音は、昨今リリースされるアナログ盤にもひけをとらない。45回転盤。

収録曲 R.シュトラウス

 ・交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
 ・交響詩「ドン・ファン」

演奏

 クリーヴランド管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール

録音 1979年 クリーヴランド、メイソニック・オーディトリアム

蛇足:録音機材 SONY PCM3224

 

 

 

 

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立ててダメなら寝かしてみれば・・・

2022年10月22日 | アーバンライフ

 

生け花の活性化法である。

過日、家内の誕生日に切り花をプレゼントしたのだが、3日もしない内に元気をなくしてしまった。

いつもは、持ちの良い菊とかカーネーションなどにするのだが、今回はトルコ桔梗にバラを加えたつくりだったのが裏目に出た。

そこで、ネットで活性化法をあたり、「茎を寝かして(重力に逆らわず)水を吸わせればよい」との記述をみつけ実践してみた。

つまり、底の浅いブリキ缶の蓋(ふた)に水を張り、そこに切り花を寝かして並べて半日ほど置いたら、すっかり元気を取り戻した。

加えて、

 ①葉と蕾は、見栄えを損なわない程度に少なくする。
 ②茎を斜めに切って吸い口を作る。これは必ず水中で行う。
 ③花瓶に張る水の量は、底から3cmくらいまでに(少なく)する。
 ③適宜、活性剤を水に混ぜて使用する。

等で、ビックリするくらい長持ちするというので、目下、実践中。

 

 

 

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