シューベルトにこんな素敵な曲があるとは知らなかった。
青年シューベルト19歳と20歳の時の作品。
青春の輝きと憂いと希望とが透きとおるような純粋な音楽性となって表現された小品集である。
グリュミオー(ヴァイオリン)の演奏も小品だからといって手抜きすることなく、若い作曲者の息吹を伝えるべく真剣に取り組む様子が伺い知れる。
聴いていてすがすがしい思いのするレコードである。
曲目
ソナチネ 第1番 ニ長調 作品137-1 D.384
ソナチネ 第2番 イ短調 作品137-2 D.385
ソナチネ 第3番 ト短調 作品137-3 D.408
二重奏曲 イ長調 作品162 D.574
演奏
アルチュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)
1971/10 ラ・トゥール=ド=ペイユ/スイス